シリア北東部のトルコ国境沿いにあるラスアルアインで、トルコの爆撃により立ち上る煙(2019年10月9日撮影)。(c)Delil SOULEIMAN / AFP

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【AFP=時事】トルコ軍が開始したシリア北部侵攻作戦について、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は9日、「悪い考えだ」との見解を示した。各国政府も懸念を表明しており、国連安全保障理事会(UN Security Council)は緊急会合を開き同作戦について協議する予定だ。

 トランプ氏は6日、トルコ・シリア国境周辺から米軍を撤退させると発表。この決定は米国と同盟関係にあったシリアのクルド人勢力に対するトルコの攻撃を容認するものとして受け止められた。

 だがトランプ氏は声明で、米政府は「この攻撃を支持しない」と明言。トルコは民間人と宗教的少数派を守り人道危機を防ぐことを確約していると指摘し、「われわれはこの確約を守らせる」と述べた。

 一方、欧州連合(EU)のジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)欧州委員会(European Commission)委員長はトルコに作戦の中止を要求。トルコが設置を表明している「安全地帯」について、EUは費用を払う意向はないと明言した。

 フランスのアメリ・ドモンシャラン(Amelie de Montchalin)欧州問題担当相は、仏独英が共同宣言の作成に取り組んでおり、「われわれが(トルコの作戦を)非常に強く非難するという事実について、極めて明白に示すものになる」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News