XFN-ASIAによると、米半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズは15日、第1四半期(2005年11月−2006年1月)決算を発表した。それによると、不動産の売却費用とストックオプション費用などを計上後の最終利益は前年同期比51％減の1億4300万ドルとなった。一方、これらの1株当たり0.10ドルの費用を除いた実質ベースの利益は1株当たり0.19ドルで、市場予想の0.16ドルを上回った。また、売上高は前年同期比4％増の18億6000万ドルとなり、市場予想を上回った。

　　同社のナンシー・ハンデルCFO(最高財務責任者)は、決算説明会で、2−4月期の業績見通しに言及し、ストックオプション費用(1株当たり0.02ドル)を含め、1株当たり0.22−0.23ドル、売上高を少なくとも21億ドルと予想した。新規受注は前期比で15−20％増の23−24億ドルとしている。

　　15日のナスダック市場で、アプライド・マテリアルズの株価は前日比0.20ドル(0.99％)高の20.46ドルと小高く引けた。決算発表後の時間外取引でも、午後6時29分時点で、同日終値比0.51ドル(2.49％)高の20.97ドルと一段高の展開となった。【了】