大坂なおみ 次戦は今季0勝2敗の相手ベンチッチ。「本当に難しい試合になる」
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日〜男子9月8日・女子7日/ハードコート)で、2年連続となるベスト16進出を決めた大坂なおみ(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、4回戦の相手ベリンダ・ベンチッチ(スイス)について語った。
大坂とベンチッチはツアー本戦では今シーズンに2回対戦しており、大坂の0勝2敗。なお、その2試合とは別に2013年の下部大会では大坂が勝利し、2017年12月の男女混合国別対抗戦「ホップマンカップ」では敗れている。
両者は同じ1997年生まれ。ベンチッチは2013年の全仏ジュニアとウィンブルドン・ジュニアで優勝し、ジュニアの世界ナンバーワンとしての実績を引っさげて、プロデビューした選手だ。2019年は、大坂が初戦敗退となった2月の「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」で優勝を飾っている。
「全米オープン」公式サイトによると、大坂は「私にとって彼女(ベンチッチ)との対戦はいつも、非常にチャレンジングなものです。今まで彼女に勝ったことがあるかは分かりません。今年初めに対戦した2回は、負けたことを分かっています」と話した。
「闘いになると思います。彼女は決して諦めません。彼女は全てのポイントに向かってきます。私にとって本当に難しい試合になるだろうと思っています」
また、WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、大坂は以前3月の「BNPパリバ・オープン」でベンチッチと対戦する前には次のように話していた。
「彼女が成し遂げたことや事実、怪我からカムバックしてトップレベルでプレーしているのは、本当にすごいことだと思います」
「私たちは同年代ですが、私は本当にジュニアでプレーしてませんでしたから。誰も私のことを知りませんでした」「彼女は、本当にジュニアのビッグスターでした。 そして今もスターです」
大坂は今大会3回戦で、全米注目の15歳ココ・ガウフ(アメリカ)に快勝。試合後にはお互いに涙する、感動的なオンコートインタビューもあった。一方のベンチッチは、3回戦の相手が試合前棄権したことにより体力的には有利な状況だ。
「全米オープン」2連覇を目指すなかで、大きな1戦を迎えようとしている大坂。ベンチッチからツアーでの初勝利を挙げることができるか注目される。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」での大坂なおみ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)