XFN-ASIAによると、英石油大手BPは7日、第4四半期（10−12月期）決算を発表した。また、同社は、2008年までに500−650億ドル（約5.9−7.7兆円）を株主に還元する計画を発表した。

　　同決算によると、燃料在庫の価値の変動に伴う利益・損失を除外した、再調達原価ベースでの最終利益は、前年同期比26％増の44億3200万ドル（約5200億円）となった。特別項目計上前の最終利益は、同5％増の49億8500万ドル（約5900億円）となり、市場予想の56億ドルを下回った。メキシコ湾の石油施設を直撃したハリケーンの影響で石油生産量は同2％減となった。

　　株主還元策について、同社のジョン・ブラウンCEO（最高経営責任者）は7日、原油価格が1バレル41ドルの場合は500億ドル、同60ドルの場合は650億ドル規模になるとの見方を示した。同社は2005年、自社株買いと増配により総額190億ドルの株主還元を行っており、過去3年間の還元総額は400億ドルとなっている。【了】