酒井が持っているのが新作『ヴェイパー 13 エリート』だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表DFの酒井宏樹が愛用するスパイクが、ナイキの『マーキュリアル』だ。新作の『ヴェイパー 13 エリート』は、アッパー部を前作以上に柔らかく、かつ強くしている。ニットの構造を荒目にすることで素材の硬さを抑え、ACC(オール・コンディションズ・コントロール)により穴が開きすぎないようにしている。

 ナイキフライワイヤーをレベルアップさせた高強度の糸を組み込み、足全体を固定させた。また、この糸がアッパーの伸縮を防ぐ。加えて、今回初めて、フライワイヤーとフライニットが一体化されたことで、優れた安定感と「心地よい」という感覚も生み出している。

 プレート部では、ペダルに固定させて使用するスピードサイクリングシューズを参考にした新しいエアロトラックプレートを使用。見た目も特徴があり、足の力をしっかりと地面に伝える機能も備えている。

 スパイク内側のシャーシ部分も新しくなり、よりも機敏に反応できるようになった。加えて、必要な部分だけ残して軽量化を図り、意図的にミニマルに仕上げている。これにより200グラムを切る軽さになった。

 酒井は『マーキュリアル』のデザインを特に気に入っており、今回の新作を手に取ると、「派手なほうが好きなので、良いデザインですよね。マルセイユカラー(青白)で格好いい」とコメントしていた。また、ミッドカットの「スーパーフライ 7 エリート」も7月26日より発売される。