イングランド勢対決を制したのはチェルシー! 6年ぶり2度目のEL制覇

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 ヨーロッパリーグ(EL)決勝が29日に行われ、チェルシーアーセナルが対戦した。

 2012−13シーズン以来2度目の優勝を目指すチェルシーとEL初制覇を狙うアーセナルが激突。チェルシーは、エースのエデン・アザールやEL得点ランキングでトップタイに立つオリヴィエ・ジルーらが先発入り。対するアーセナルは、ピエール・エメリク・オーバメヤンやアレクサンドル・ラカゼットらがスタメンに名を連ねた。

 最初にチャンスを作ったのはアーセナルだった。9分、右サイドからエインズリー・メイトランド・ナイルズがクロスを上げたが、これはGKケパ・アリサバラガがパンチングでクリア。このこぼれ球がオーバメヤンへと渡り、右足を振り抜いたものの、枠を捉えることはできなかった。

 18分にはラカゼットがペナルティエリア内で倒れたものの、これはノーファウルの判定。さらに27分には、グラニト・ジャカが右足で強烈なミドルシュートを放ったが、ボールはわずかにゴール上へと外れた。

 一方のチェルシーは34分、アザールのパスから最終ラインを突破したエメルソンが左足でシュートを放ったが、これはGKペトル・チェフの正面。さらに39分にはジョルジーニョのパスからジルーが決定機を迎えたが、再びGKチェフが左手で好セーブを見せた。

 前半をスコアレスで折り返し迎えた49分、エメルソンのクロスにニアでジルーがダイビングヘッドで合わせて、チェルシーが先制に成功した。

 さらに60分には、マテオ・コヴァチッチのパスを受けたアザールが左サイドからグラウンダーで折り返すと、ペドロが左足でゴール右隅へと流し込んだ。続く65分には、ジルーがペナルティエリア内でメイトランド・ナイルズに倒され、チェルシーがPKを獲得。キッカーを務めたアザールがこれを決め、チェルシーがリードを3点に広げた。

 アーセナルは69分、途中交代で投入されたアレックス・イウォビがペナルティエリア外から右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートを突き刺し、反撃の狼煙を上げる。しかし72分には、ジルーとのワンツーからアザールが左足でゴールへと流し込み、再びチェルシーがリードを3点に広げた。

 試合はこのまま終了し、チェルシーが4−1の快勝で、2012−13シーズン以来6年ぶり2度目のEL制覇を果たした。

【スコア】
チェルシー 4−1 アーセナル

【得点者】
1−0 49分 オリヴィエ・ジルー(チェルシー
2−0 60分 ペドロ・ロドリゲス(チェルシー
3−0 65分 エデン・アザール(PK/チェルシー
3−1 69分 アレックス・イウォビ(アーセナル
4−1 72分 エデン・アザール(チェルシー

【スターティングメンバー】
チェルシー(4−3−3)
ケパ;アスピリクエタ、クリステンセン、D・ルイス、エメルソン;カンテ、ジョルジーニョ、コヴァチッチ(76分 バークリー);ペドロ(71分 ウィリアン)、ジルー、アザール(89分 ザッパコスタ)

アーセナル(3−4−1−2)
チェフ;ソクラティス、コシェルニー、モンレアル(66分 ゲンドゥージ);メイトランド・ナイルズ、トレイラ(67分 イウォビ)、ジャカ、コラシナツ;エジル(78分 ウィロック);オーバメヤン、ラカゼット