ヴィッセル神戸FWビジャ【写真:Getty Images】

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湘南DFフレイレの重心を見極めながら右足一閃、海外メディアがビジャのゴールを称賛

 ヴィッセル神戸は26日にJ1リーグ第13節で湘南ベルマーレと対戦し、本拠地ノエビアスタジアム神戸で4-1と勝利した。

 ブラジル人FWウェリントンが2ゴール1アシストと大暴れした一方、元スペイン代表FWダビド・ビジャが技巧ショットで今季5ゴール目をマークし、海外メディアは「ビジャが日本で当たり続き」「しなやかな一撃」と絶賛している。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが2試合連続メンバー外となった一方、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキはリーグ戦5試合ぶりにベンチ入りし、ビジャは先発出場。後半9分にウェリントンが先制ゴールを決めると、同28分にはウェリントンのパスからMF三田啓貴が追加点を奪う。そして2-0とリードして迎えた同30分にスペインの名手が魅せた。

 左サイドを駆け上がって縦パスを受けたビジャは細かいタッチでペナルティーエリアに侵入。湘南DFフレイレと対峙したなか、相手の重心を見ながらフェイントを織り交ぜてタイミングを見計らうと、一瞬右側にボールを持ち運んで間髪入れずに右足を振り抜いた。後手を踏んだフレイレはブロックしきれず、ビジャの鮮やかな一撃がゴール右隅に突き刺さった。

 その後、ウェリントンが2ゴール目を奪った一方、終了間際に湘南FW指宿洋史に1点を返されるも神戸は4-1と勝利。公式戦10試合ぶりの勝利を手にした。

 ビジャの母国スペイン紙「AS」は「しなやかな一撃を見逃すな」と称え、映像付きでゴールを紹介。また米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターは、「いまだ名手健在!」と言及。ウェリントンとともに今季リーグ戦5ゴールのビジャは得点ランキング5位タイにつけており、「ビジャが日本で当たり続き」と伝えている。 

 直近のリーグ戦4試合で2ゴールを挙げているビジャ。6月1日に敵地でのジュビロ磐田戦を控えているが、2試合連続ゴールでチームを勝利に導けるだろうか。(Football ZONE web編集部)