ハローマック(Wikimedia Commonsより、Cr-chy氏撮影)

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10年以上前に姿を消した玩具チェーン「おもちゃのハローマック」が復活する――? そんな憶測が飛び交っている。

同チェーンのロゴが商標出願されていたためで、SNS上では「営業再開」説も含め、かつてのファンから歓喜の声が上がっている。実際のところはどうなのだろうか。

撤退10年強...今も「居抜き」が

おもちゃのハローマックは、「東京靴流通センター」などを運営するチヨダ(東京都杉並区)が1985年から展開していた。

郊外のロードサイドを中心に出店し、最盛期は500店近くまで拡大。だが、「トイザらス」などとの競争が激化し、2008年に撤退している。

現在でも跡地を「居抜き」で利用している店があり、「懐かしの店」として語られることも少なくない。

営業再開の噂が出たのは、チヨダが18年12月13日にハローマックのキャラクター「マックライオン」のロゴを商標出願していたためだ。特許庁が19年1月8日に情報公開すると、ツイッター上では「慣れ親しんだハローマック!!」「もしかして復活?」といった投稿が寄せられた。

東京おもちゃショーに注目だ

チヨダのコミュニケーション統括部部長は11日、J-CASTニュースの取材に「今年の東京おもちゃショー出展検討に際して、マックライオンの商標が切れていることがわかり、再取得することとなりました」と出願の経緯を明かす。

おもちゃショーでは、子供向けの靴を紹介するブースで、ハローマックのロゴの使用を検討しているという。今後は店舗でマスコットなどとしての活用も探る。

ハローマックの再開を望む声には、「退店から10年以上たっても、ハローマックというブランドを良い思い出として覚えていて頂けていることに、正直驚くとともに、大変感激しております」と感謝。現時点では再開の予定はないが、「おもちゃショー出展時に、こういった声に少しでもお応えするような企画を検討してまいりたい」としている。

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)