太陽系外で月のような衛星を米研究グループが初観測か
太陽系外で月のような衛星を初観測したと見られるという論文を、米研究グループが3日に科学雑誌で発表した。衛星ではなく惑星である可能性も残されていることから、研究グループではさらに観測を続けることにしている。NHKニュースが報じた。
2017年10月に地球から8000光年離れた「ケプラー1625」という星が発する光の強さを観測したところ、木星くらいの大きさの惑星が通過したおよそ3時間半後に光が弱まる様子を観測できたという。
惑星や周囲の衛星は自ら光を出さないため、太陽系の外にあるものは直接観測できない。光を発する星の前を通る際にわずかに光が弱まることで存在が確認できる。今回、光の弱まり方は惑星のものより小さく、惑星の重力の影響を受けていると見られることから、観測したのは衛星ではないかとしている。
観測した星の大きさは直径が地球の4倍程度と見られ、惑星や衛星の成り立ちを考えるのに役立つとしている。ただ、研究グループでは衛星ではなく惑星である可能性も残されていることから、さらに観測を続け、衛星の発見だと確定させたいとしている。
・太陽系外で月のような衛星を初観測か 米研究グループ(NHKニュース)
2017年10月に地球から8000光年離れた「ケプラー1625」という星が発する光の強さを観測したところ、木星くらいの大きさの惑星が通過したおよそ3時間半後に光が弱まる様子を観測できたという。
観測した星の大きさは直径が地球の4倍程度と見られ、惑星や衛星の成り立ちを考えるのに役立つとしている。ただ、研究グループでは衛星ではなく惑星である可能性も残されていることから、さらに観測を続け、衛星の発見だと確定させたいとしている。
・太陽系外で月のような衛星を初観測か 米研究グループ(NHKニュース)