時代によって変わるものは多いですが、教育現場も例外ではありません。

「20年以上、教員をしている人に質問、当時の生徒と現在の生徒は何が違いますか?」

この質問に対する、海外掲示板の回答をご紹介します。

 

Teachers with 20+ experience, what's the difference between the kids then vs the kids now?

●メンタルに問題を抱えた子どもが増えたね。過去20年の間に、普通のクラスで精神的に安定しない子たちが著しく増えた。
そしてあまり支援は受けられていない。学校で大勢の子たちを一度に見ていると、学校に向けて爆発するような怒りを表す生徒を扱うのは難しい。教室をぐちゃぐちゃにし、ひどい言葉を叫び、物を投げたり壊したり、自分や他人そして教師をも傷つけたりする。
これらは毎週のように自分や同僚の教師たちに起きる。メンタルの問題を抱えた子どもたちは、かなりひどい環境に置かれていると感じる上に、いつ爆発するかわからない。

●母親が幼稚園の先生をしていて(子どもたちは3〜4歳)30年以上の経験がある。彼女のクラスにはパソコンがあり、ほとんどの子どもたちは小さいときからモニター、マウス、キーボードをよく理解していて、それは2000年代に自宅にパソコンがあることから普通となった。ところが母親がリタイヤする前に、子どもたちはiPadやタッチスクリーンに慣れてきて、もうマウスやキーボードの使い方を知らなくなってきたらしい。

●自分の教授は30年以上働いてリタイヤする前に、こう言っていた。「多くのことが変化する、だがフード(付きのパーカー)とジーンズは必ずいつの時代もいる。

●教師をして20年以上。一番大きな差は自制ができなくなってきていること。
子どもによっては「待つ」ことが難しい子や、感情的になるともがく子や、なんとかうまくやるというメカニズムがない。子どもによっては他の子どもの感情の解釈が全くできない。しかしながら大半の子どもは大丈夫だ。
原因は親のありかたやテクノロジーの発達にも関係していると思う。瞬時に喜びを与えるテクノロジーと子どもに制限を与えないモンスターペアレントの組み合わせが、自制心を持てない子どもを作っている。

●親が変わったね。
本当にうるさくなり、過保護になっている。
昔はもし子どもが何か間違ったことをすると、それに対する結果責任を家庭で負わされていた。
今は子どもが間違ったことをしたと伝えると親が不平を言い始める。彼らの子どもはとにかく完璧で問題がなく何も間違ったことはしないらしい。

●Eメール。インターネットが発達して大嫌いになった。もう24時間、年中無休だと思われている。

●24年教師をしている。特に変わったことはない。子どもは子どもだ。喜び、不安、成功、恐れ、希望、自己嫌悪、エネルギー、怠惰、ユーモア、皮肉、がそれぞれたくさんある。大事なのはそれぞれが活気にあふれて貴重なものとなっていく。

●ヘリコプターペアレンツの増加。
(※ヘリコプターに助けに来るレベルの過保護・過干渉な親)

●自分は武道を20年教えているのだが、自分にとっては集中力。
いつも自然に集中できる子と、なかなか集中出来ない子はいるのだが、集中できない子がとても増えた。理由は最近の生活のスピードが高速になったから思っている。インターネット、ニュース、ソーシャルメディア、ゲームなど、もう子どもや大人がひとつのものに集中するのは難しくなっている。

●個人的な責任が減ったこと。親たちは子どもの成績が悪いことを先生のせいにする。

●数学の能力も大きく衰えた。考えられる理由はいくつもある。

●1993年以来教えているが、今の子どもは同性愛者嫌いが減り、体重は増え、世界のことをいろいろと知っている(インターネットの影響)。
それから同僚が言うには、精神的な疾患があると簡単に言うようになった。特にうつ病。実際に精神疾患が増えたのかどうかの答えは自分にはわからない。それから将来について悲観的な子も20年前より増えた。


インターネットによって生活様式が変わったことが影響していると感じる教師が少なからずいました。

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