長瀬智也の “にわか” 丸出し VS 風間俊介の “本物” の思い、話術の明暗
TOKIOと風間俊介。同じジャニーズ事務所に所属するアイドルグループと俳優が、対照的なトーク術を見せた。
「先日、TOKIOの城島茂と長瀬智也がゲームの新CM発表会に出席したのですが、これが本当に“にわか”丸出し。つまり全然ゲームに詳しくないのがバレバレ。本人たちにも厳しい現場だったと思いますよ」
そう報告するのは情報番組ディレクターだ。
ゲームの実践でも“にわか”っぷり発揮
世界的に大人気で、サッカーW杯ロシア大会でゴールを決めた選手が、ゲーム内のエモートダンスをゴールパフォーマンスで披露するなど、社会現象化しつつあるオンラインバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』。その新CMにTOKIOが、4人体制になって初めて出演している。
新CM発表会に城島と長瀬は、CM内のキャラクターのスタイルで登場した。
「キャラクターの衣装のことや、撮影スタジオのことなどはしゃべれるのですが、長瀬のエモートダンスについてのコメントはひどかった」
と、前出の情報番組ディレクターは続ける。
「エモートダンスについて聞かれると長瀬は、『全国でやっている人が多いから、あ、エモートダンスだって思うわけじゃないですか、それってすごいことだと思いますね、魅力といいますか、それで僕たちが楽しめたりする現象はすごいと思うので、そこに参加できたのがうれしい』としゃべったんです。
ここで読み返しても、まったく中身がないコメントだし、エモートダンスを知らないなって丸出しですよ。まずいと思ったのか、城島が割って入りましたけどね」
イベントには台本があり、さらにステージの手前にはカンペの役割を果たすモニターが置かれているにも関わらず、長瀬の自信のなさが目についたという。
さらに2人の“にわか”っぷりは、ゲームの実践で現れたという。
「長瀬は取材陣に、誰かやっている人はいますか? と自信なさげに確認していました。どういう意味なんでしょうか」
と前出・情報番組ディレクターは苦笑い。続けて、
「実際、ド下手。特に長瀬に至っては、建物から自分を出すことができない。それを、自分がビビりだからそういう性格が出ちゃうって、取り繕っていましたからね。はっきり言って、当人たちがゲームを実践する必要はなかったでしょ。演出ミスですよ」
その数日前、東京・銀座松屋では、『ウォルト・ディズニー・アーカイブス展』のオープニングイベントが行われていた。ゲストはTOKIOと同じジャニーズ事務所の風間俊介。
「風間は本当に見事でした。ディズニー好きなのは、35歳なので35年間です、と言い切るだけあって、本当に詳しい。自分の基盤を作ったのはディズニー作品だと言い、『ノートルダムの鐘』に込められた思いを語り、展覧会のすごさを力説していました。その言葉や思いが“本物”だから、伝わるんです。
取材をしていても、本当にこの人は、ディズニー大好きなんだなって分かる。こういう人選がいいですよね」
登壇者の思いや熱量によって、伝わるものも伝わらないし、伝わるものが伝わる以上に伝わる、対照的なTOKIO vs 風間俊介の話術だった。
<取材・文/薮入うらら>