第1打席で逆転3ラン本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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チャンスのみで使う新登場曲はトロピアーノらの勧め「いい結果が出たので使いたい」

 エンゼルス大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地タイガース戦に「3番・DH」で5試合連続でスタメン出場し、4打数2安打3打点2得点1四球1盗塁の大活躍で11-5での勝利に貢献した。初回には左中間最深部に運ぶ12号逆転3ランを放ったが、エンゼルスタジアムで新たな登場曲を採用。「Showtime(ショウタイム)」というタイトルの一曲はチームメートのチョイスで、本人も「1回目でいい結果が出たので、多分使うかなと思います」と今後も“継続”する考えを明かした。

 0-2で迎えた初回無死一、二塁の場面で登場した大谷。エンゼルスタジアムに鳴り響いたのはいつもの軽快な音楽、オリー・マーズの「Wrapped UP」ではなかった。球団発表によると、新たな“大谷ソング”は米人気ラッパー、リル・ウェインの「Showtime」だ。

 賑やかなラップチューンとともに打席に入った大谷は右腕ターナーの95マイル(約153キロ)のツーシームを完璧に捉え、左中間へ飛距離411フィート(約125メートル)の豪快な逆転3ランを運んだ。名前の翔平にちなみ、米国では「ShoTime(ショータイム)」とも呼ばれる大谷だが、その異名通りの選曲となった。

 この試合では第1打席のみ新曲で、残りの打席はいつも通り「Wrapped Up」だった。「Showtime」が鳴り響くのは得点圏に走者がいる場合のみになる予定だという。

 登場曲を変えたことについて、大谷は試合後に「勧められたので」と理由を明かした。選んだのは「トロピアーノ選手を含めてピッチャー陣」だという。そして、今後も使い続ける考えを明かした。

「(第1打席は登場曲を)あまり気にはしてなかったんですけど、いい結果が出たので使い続けたいなと。せっかく選んで勧めてくれたので使いたいなと思います」

 今季12本塁打、32打点と勝負強さを見せている大谷。エンゼルスタジアムに「Showtime」が鳴り響く瞬間こそがチームの大チャンス。ファンも大いに盛り上がりそうだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)