痛烈な二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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対インディアンス戦は5試合で4本塁打9打点と大暴れ

 エンゼルス大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地インディアンス戦に3試合連続で「3番・DH」で先発出場し、4打数2安打1打点の働きを見せた。強豪インディアンス相手に通算5試合で22打席11安打、4本塁打、9打点と大暴れの二刀流に、相手ファンは「インディアン殺し」「もうやめて! オオタニと勝負しないで!」と悲鳴を上げている。

 ア・リーグ中地区で首位を独走中のインディアンス。球団史上3度目のワールドシリーズ制覇を目指す強豪に、24歳二刀流は脅威を与えた。

 この日は初回2死走者なしでの場面で、いきなりパワーを見せつけた。カウント2-2から右腕ビーバーの81マイル(約130キロ)カーブを捉えると、グングン飛距離を伸ばした打球は左中間フェンス最上部に直撃。あと一息でホームランという大飛球は、惜しくも二塁打となった。

 2点ビハインドの5回2死三塁では、再びビーバーのカーブを攻略。バットを折りながらしぶとくレフト前に運ぶと、1点差に詰め寄る貴重なタイムリーで今季13度目のマルチ安打を記録した。

 前日は剛腕クルーバー相手に4打席快音なしだったが、2試合ぶりのマルチ安打で、大谷はインディアンスを通算成績22打数11安打、打率.500、4本塁打、9打点の“お得意様”とした。

 早くもインディアンスの天敵とも呼べる24歳の躍動に、ツイッター上では敵ファンの悲鳴がこだました。

「もうやめて! オオタニと勝負しないで」

「オオタニは現代のトライブ(インディアンスの愛称)キラーだ」

「ツインズとオオタニが契約しなかったことは神に感謝です」

「おい、インディアンス。オオタニとこれ以上勝負するのはやめよう。OK?」

「なぜオオタニを敬遠しないのか理解できない」

「一塁が空いているのに、オオタニに投げるなんて!? 笑うしかない」

「この試合が終われば、インディアンスは当分オオタニと対戦しなくていいので問題なし」

「オオタニは我々の息の根を止めようとしている」

 大谷と勝負するな、という極論も飛び出すほどの“恐怖心”を植え付けた二刀流のバット。クリーブランドのファンは戦々恐々としている。(Full-Count編集部)