日本とベルギーの差は「僅差」 FIFA関係者が西野Jの躍進を称賛「ファンタスティック」
UEFA技術委員長も務めたロクスブルグ氏が「日本は明らかに良かった」と高評価
国際サッカー連盟(FIFA)のテクニカルスタディグループ(TSG)が現地時間12日にモスクワ市内で記者会見を実施。
アジアサッカー連盟(AFC)テクニカルダイレクターのアンディ・ロクスブルグ氏は、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギーと壮絶な戦いを演じた日本代表を「ファンタスティック」と称賛した。
元ブラジル代表監督のカルロス・アルベルト・パレイラ氏、FIFA技術開発部門のチーフオフィサーを務めるマルコ・ファン・バステン氏らとともに会見に出席したロクスブルグ氏。元スコットランド代表監督で、欧州サッカー連盟(UEFA)技術委員長を長らく務め、W杯TSGのメンバーとなるのは7度目だった。
ロクスブルグ氏はアジアサッカーの今後について問われると、「トップリーグの存在が若い選手とコーチを育てる。アジアはまだこれから。Jリーグ、韓国のような国は上手くやっているが、全てはそこから。必要なレベルにたどり着かなければいけない」と発展途上と語った。一方で、今大会でアジア勢として唯一決勝トーナメントに進出した日本についてはポジティブな見解を示している。
「日本は明らかに良かった。ベルギー戦もファンタスティックだった。最終的には負けてしまったが、本当に僅差だったんだ」
日本はベルギー戦で後半に一時2点のリードを奪うも、敵将ロベルト・マルティネス監督の采配がピタリと当たり、交代出場の2選手に被弾。後半アディショナルタイムのラストプレーで高速カウンターを食らい、2-3で逆転負けを喫した。それでもFIFAランキング3位の強豪相手に白熱した戦いを演じ、世界各国から称賛されていた。
韓国、サウジアラビア、オーストラリア、イランがグループリーグ敗退となるなか、アジア勢で唯一気を吐いた日本の戦いぶりは改めて評価されていた。(Football ZONE web編集部)