鯖専用の日本酒、その名も「サバデシュ」 漁獲量日本一の茨城で誕生
鯖専用日本酒「サバデシュ」(画像提供:吉久保酒造)
サバといえば、塩焼きや味噌煮など......さまざまな料理法があり、人気が高い。脂の乗ったまろやかな味わいを好む人は多い。しかもサバの産地は全国に広がっており、けっして高級魚ではなく、手ごろな値段で味わえるのも魅力の一つだ。
ところでサバ漁獲量日本一はいったいどこか、ご存じだろうか。実は2位長崎県を大幅に引き離して、トップに立つのは茨城県だ(2016年農林水産省統計)。サバ漁獲量日本一の茨城県にある老舗酒蔵が、サバ料理に合う日本酒「サバデシュ」を開発・販売し、話題となっている。
「これはタマらん......ホントに鯖と合う」
「サバデシュ」という名前にも驚かされるが、ラベル・デザインもかなりユニークだ。渋い日本酒というイメージは感じられない。サバのイラストと、欧文の商品名......、まるでワインのボトルのようだ。
ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。
鯖専用日本酒「サバデシュ」(画像提供:吉久保酒造)
鯖専用日本酒。
— たお (@sdttao) 2018年5月13日
単体で飲むとすごくとぼけた味なんだが、鯖と食べるとうまい。うまいというか鯖の味を邪魔しない。それ以外では活躍しないという尖った性能がすごい。#日本酒 #鯖専用日本酒 #鯖 https://t.co/VKfnNzFEGR pic.twitter.com/Q7DJUjowUm
「単体で飲むとすごくとぼけた味なんだが、鯖と食べるとうまい」という感想だ。このツイートには2万を超える「いいね」が付けられている。
鯖専用日本酒とか九州人のためにあるような酒だな
— 藍桐あずさ (@avifreaks) 2018年5月13日
鯖専用日本酒というパワーワード
— こんろん (@cln0612) 2018年5月13日
サバラーな私はこれを買うべきでは https://t.co/sOpLPTEZU1
— つかさ (@tks55kk) 2018年5月14日
「鯖専用日本酒とか九州人のためにあるような酒だな」「サバラーな私はこれを買うべきでは」といった感想もあった。
鯖専用日本酒は鯖によく合うぞ pic.twitter.com/alC9SvVDg3
— AndruwJones@駅メモ(社畜会) (@rakutenAJ25) 2018年5月14日
鯖専用日本酒をシメサバや鯖の味噌煮などと嗜む夕方です。私このお酒好きだわ。 pic.twitter.com/qnc0zkIGJp
— 佐々木禎子 (@cheb1988) 2018年5月15日
先日amazonでポチった鯖専用日本酒が届いたので早速塩焼きで晩酌してみた。
— ナガタニケ (@nagatanike) 2018年5月19日
これはタマらん ホントに鯖と合う
単体で飲むとちょっとキツく感じたけど、鯖と合わせると味がまろやかになって鯖にもお酒にも旨味がプラスされる感じ。
よし、次は鯖の味噌煮で晩酌するとしよう #鯖専用日本酒 pic.twitter.com/WhYfXL03BV
「鯖専用日本酒は鯖によく合うぞ」「私このお酒好きだわ」「これはタマらん......ホントに鯖と合う」など、実際に飲んだ報告も続々と寄せられている。
Jタウンネット編集部は、鯖専用日本酒「サバデシュ」を開発・販売している、水戸市の吉久保酒造に電話で話を聞いてみた。
電話に出て答えてくれたのは、吉久保博之社長だ。
「サバというのは、みんなが好きな魚だと思います。そのサバに特化した、サバに合う酒は今までなかった。とことんサバにこだわって、サバの旨味が感じられる酒を造ってみたい、そう思いました」と吉久保社長。
「自社ブランドの酒10種類とサバとの相性を一つ一つチェックしていきました。サバと大吟醸は合わないな、純米酒とは合いそうだな、とサバ料理を変えながら、採点していったわけです。その結果に沿って、調合した結果がこの『サバデシュ』になりました」
辛口で、酸度が高く、アミノ酸を多く含むのが特徴だという。「サバを食べるためだけの酒です。サバの好きな方はぜひ試していただきたい」と吉久保社長は自信を見せた。
現在の販売状況は、茨城県内だけでなく全国から注文が殺到している。また台湾や韓国、米国など海外からも、引き合いが来ているという。
入手したい人は吉久保酒造のネットショップから購入できるが、酒店をとおして取り寄せることもできるとのこと。