ハム栗山監督、夢実現の大谷を祝福 赤ユニ姿に「翔平はエンジェルだったんだ」
会見に臨んだ大谷は「キラキラしていた」、進化期待「宿題が大きければ大きいほど輝く」
日本ハムの栗山英樹監督が11日、大谷翔平投手のエンゼルス入りについて「とてもいいチームだし、自分が進んでいくにあたって本当にいいチームだと思う。すごくよかったと思う」と喜びを口にした。
同日は千葉・鎌ケ谷で實松一成育成コーチ兼捕手、加藤武治ファーム投手コーチの入団会見に出席。記者会見後に囲み取材に応じた指揮官は大谷のエンゼルス入りについて問われると、「連絡があっていろいろ話をしたけど、本人すごくすっきりしていたのでよかった」と安どの表情を浮かべた。
エンゼルスの印象については「とてもいいチームだし、自分が進んでいくにあたって本当にいいチームだと思う。すごくよかったと思う」。現地9日(日本時間10日)に赤のユニホーム姿を披露した二刀流右腕には「『翔平はエンジェルだったんだ』と思いました」と冗談交じりに振り返り、「野球のユニホームが似合いますね。赤でも青でも金でもストライプでも似合うと思う。ユニホームを自分でしっかり着られる選手なんだなと思いました」とうれしそうに語った。
一方、メジャー移籍後にどのようなプレーをしてほしいかと問われると、「違う形の二刀流がある。色んなイメージをしていて、出来てない部分がまだあるんですけど、アメリカだったらこっちが『おっ』と差し込まれるような二刀流とか三刀流とか、いろんな使い方がまだあるはず。その宿題が大きければ大きいほど、大谷翔平が輝くと思う」とし、「それよりも、会見もそうだったけどキラキラしていたので、そうやって野球をしてくれたら正直、何でもいい。そうしたら結果は必ずついてくる。そういう選手なので」と期待した。
海外に渡っても教え子に熱視線を送り続けるという指揮官は「いちファンとして見ていきますけど、(監督として)『試合外さなきゃ』ということができなくなるので、余計、心配が大きくなる。翔平からしたら『そんなこと、どうでもいいですよ』という感じだと思いますけど」と親心ものぞかせていた。(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)