アラーキーが捉える“生と死”とは?
荒木経惟展 「花幽園」開催

2017.07.13


©Nobuyoshi Araki

言わずもがな世界的に著名な写真家アラーキーこと荒木経惟氏の写真展「花幽園」(かゆうえん)が、7月14日より8月31日まで表参道のギャラリー、ラットホールギャラリーにて開催される。
このギャラリーで荒木氏の個展を行われるのは今回で11回目となり、最新作のカラー写真約60点が展示される予定だ。

荒木氏と言えば、夫人陽子氏の写真やアーティスティックな女性のヌード写真を思い浮かべる方も多いと思うが、今回の展示での主役は花々。咲き乱れる花々に人形や怪獣の玩具が絡み合うように配され、本展のタイトルが示す「幽明の花園」の趣きを醸し出している。枯れゆく運命にある花々と人形や怪獣の玩具との対比が、荒木氏の「生と死」に対する関心として官能的かつユーモラスに写しとられている。

喜寿を迎えまたさらに精力的に活動する荒木氏。その成熟された表現力に圧倒されたい。

(Text:TOKYOWISE編集部)

<展示概要>
荒木経惟展「花幽園」
会期:2017年7月14日(金)- 8月31日(木)
開館時間:12:00 - 20:00 [定休日:月曜]
会場:RAT HOLE GALLERY(ラットホールギャラリー)
[東京都港区南青山5-5-3 B1]
http://www.ratholegallery.com/


©Nobuyoshi Araki

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