ジダン監督、レアル史上2人目の快挙…選手と監督、両方の立場でCL&リーガ制覇

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 リーガ・エスパニョーラ第38節が21日に行われ、レアル・マドリードは敵地でマラガに2−0で勝利。この結果、2011−12シーズン以来、5年ぶり33回目のリーグ優勝を果たした。同クラブを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、今回の優勝によって新たな偉業を達成したようだ。21日付のスペイン紙『アス』が報じている。

 ジダン監督は昨シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)を制覇。選手時代の2001−02シーズン以来、自身2回目の優勝を果たした。選手と監督の両方の立場でCL優勝を成し遂げたのは、史上7人目のことだった。さらに今回、ジダン監督はリーガ・エスパニョーラでも、選手と監督の両方の立場で優勝を達成。選手時代の2002−03シーズン以来、自身2回目の優勝を果たした。

『アス』によると、リーガ・エスパニョーラとCLの2つの大会を選手と監督の両方の立場で制したのは、元スペイン代表MFのミゲル・ムニョス氏に次いで、クラブ史上2人目のことになるという。同氏はレアル・マドリードの選手として、リーガ・エスパニョーラを4度、CLの前身にあたる欧州チャンピオンズカップを3度制覇。さらに、同クラブの指揮官として、リーガ・エスパニョーラを9度、欧州チャンピオンズカップを2度制覇した。

 ムニョス氏は、スペインの最優秀監督賞の名称にもなっており、スペインサッカー界のレジェンドとして知られている。昨年1月にレアル・マドリードの指揮官に就任したジダン監督は、トップチームでの監督キャリアは2年にも満たないが、今回の優勝で早くもレジェンドの仲間入りを果たしたことになる。

 偉業を達成したジダン監督が次に目指すのは、現名称になってから史上初となるCL連覇。6月3日に行われるユヴェントスとの決勝戦を制し、新たな歴史を作ることができるだろうか。

(記事/Footmedia)