9番ではスーパーショットを披露!19歳のイム・ソンジェが単独2位の好発進(撮影:赤澤亮丈)

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<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 初日◇11日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(7,217ヤード・パー72)>
また新たな韓国の大型プレーヤー登場の予感がする。現在賞金ランキング9位につけている19歳のイム・ソンジェが9バーディ・2ボギーの“65”を叩きだし、7アンダーで谷口徹に1打差の2位スタートを決めた。イムは現在19歳で仮に優勝となれば、第3回大会の浅見緑蔵(20歳3か月10日)を抜く史上最年少優勝記録となる。
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最後はスーパーバーディで締めくくった。9番パー5のセカンドは大きく左に曲げてあわやOBかというミスショット。ボールは隣接するアプローチ練習場の手前まで曲がり、グリーンどころかピンも見えないほどの斜面下に打ち込んだ。それでも、約50ヤードほどの3打目はピン手前8メートルにつけるナイスリカバリー。これをねじ込んで、後続を引き離した。
昨年は高校生プロとして日本ツアーに出場し、賞金ランク59位でシードを獲得。181センチ80キロの恵まれた体格から放たれる飛んで曲がらないショットで、今季は現在トータルドライビング9位。平均ストロークも3位でここまでトップ5に2度入るなど、早くも結果を残している。
前週のオフは韓国でパッティングを中心に調整。メジャーへ向けてコンディションを整えると、仁川から直行便で初めて沖縄の地を踏んだ。現在の練習拠点はソウルにあるが、出身は済州島。雰囲気の似た沖縄にはどこか親近感を覚えるという。コースに生える芝は複数の種類があり対応に苦慮する選手も多いが、「私はラフに入れてもフェアウェイからでも問題なく打てています」と苦にしないことも新記録達成を後押ししそうだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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