31日、セ・パ両リーグでプロ野球2017年シーズンが開幕する。その前夜、30日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、野球解説者・山本昌氏が今季のセ・リーグ順位予想を行った。

昨年、解説者デビューを果たした山本氏のセ順位予想は「最下位=広島」というもの。その予想は大きく外れたが、今季については「ズバリ、当たります」と自信をうかがわせた。

そんな山本氏は、優勝に大事なポイントを「7回、8回、9回」の試合終盤とすると、「最近の野球は、7回、8回、9回に出てくる投手の質が非常に大事になる。その投手達の頑張りが優勝の鍵になる」として、チームが「勝利の方程式」を持っているかどうかを重視した。

「先発ピッチャーも完投目指して頑張るんですけど、調子の悪い日もある。勝利の方程式が安定するチームは”6回まで何とか頑張ろう”と、そういう事になる。先発ピッチャーにも安心材料になる」と力説した山本氏が挙げた今季の順位予想は以下の通り。

1位:DeNA
2位:広島
3位:巨人
4位:阪神
5位:中日
6位:ヤクルト

1位のDeNAについては「(投手陣の)層の厚さ、新戦力」を挙げた山本氏。「7回に須田(幸太)投手、田中(健二朗)投手。左右の両輪がしっかり投げる。8回は実績十分の三上(朋也)投手。9回は2年連続30セーブ以上している山崎(康晃)投手」と試合後半に登場する投手陣の充実ぶりを訴えると、新戦力で元シカゴ・カブスのスペンサー・パットンについても「十分戦力になる」とした。

また、山本氏の古巣・中日には「心を鬼にして5位にしました」と苦笑いを浮かべると、巨人については「澤村(拓一)は開幕に間に合わない。その代役と言われるカミネロ投手。オープン戦で見ましたけど、ちょっと未知数が多い」などと語っている。