フジテレビ「“星野源”を報じないで」映画会社を通じてスポーツ紙に圧力か
3月10日、スポーツ紙が一斉に報じたのは、ドラマ『コード・ブルー─ドクターヘリ緊急救命─』(フジテレビ系)が7年ぶりに月9に帰ってくるというニュース。
救命センターに勤務する医師を山下智久が演じ、新垣結衣や戸田恵梨香などの注目女優が脇を固めるこの人気シリーズは、今回で3シリーズ目となる。
「過去2回のシリーズでは、平均視聴率が15パーセントを超える人気でした。そのときの主要メンバーは欠けることなく今回も出演する予定です。ただ、現在放送中の『突然ですが、明日結婚します』は平均で6パーセント台と、数々の名ドラマを生み出してきた“月9ブランド”は完全に崩壊してしまいましたからね」(前出・テレビ誌記者)
4月から始まる月9ドラマ『貴族探偵』の発表は2月に入ってから。『コード─』は放送の4か月も前から発表とは、気合が入っている表れか。
「『貴族探偵』は嵐の相葉雅紀が主演ですが、どこまで数字を伸ばせるかは未知数です。となればフジテレビがヒットを飛ばしてきた『コード─』に頼りたいのはしかたないでしょう」(スポーツ紙記者)
だが、フジテレビの気合が違うベクトルへ向かってしまったという。
「3月9日に行われたアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』の完成披露試写会でのこと。主演声優を務めた星野源が挨拶に出たのですが、スポーツ紙では報じないでほしいと映画会社側からお願いされたんです。
取材に行って載せるなというのは釈然としなかったのですが、どうも10日付の朝刊で『コード─』を大々的に扱ってほしいとのことから、映画に出資しているフジテレビから映画会社へそのような要請があったそうですよ」(前出・スポーツ紙記者)
確かに『恋ダンス』で一世を風靡した星野源なら、紙面でも大きく扱われたはず。それだけに大々的に発表したいフジも焦ったのだろう。