内村光良「足りないものは若さ以外ない」「LIFE!」#16
ナレーション「LIFE!が9週を経て復活したのを知らない方、結構います。ぜひ、周りの方にお知らせください」
『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK総合 毎週木曜22:25〜)。第16回(10月6日放送)のコントは「三津谷の部屋」「囲み取材」「LIFE!アンサー」「うそ太郎Episode0」「ギャンブラー」。
「三津谷の部屋」に呼び出されたのは田中・塚地・星野・ムロの男性レギュラー陣4名。今回の要件は7月7日に行われたLIFE!初のコントライブ「LIFE! SUMMER FESTA 2016」のこと。9月1日放送でライブのメイキングを流したところ、大きな反響があったそう。1000通近くの「もっと見たい」という視聴者からのメールに答えるべく、三津谷さんは「あのライブの模様を全編放送していただきたい」とお願いする。しかし……
田中 「あの……三津谷さん、大変申し上げにくいのですが……たぶん、撮ってないと思いますよ」
三津谷「撮ってない……?」
塚地 「確かに現場にカメラクルーはいましたけど、あくまでメイキングの撮影だったようですし」
星野 「あれ以上の素材は無いと思います」
一瞬気を失う三津谷さん。期待していた視聴者も崩れ落ちただろう。撮ってないとは……。
「あなたがたは視聴者がお嫌いですか!」とお怒りの三津谷さん、「では再現してください!」「あの演目を、同じ台本同じキャストで、スタジオで収録し放送していただきたい!」と要望。前代未聞のことにうろたえる田中塚地星野。そこに一人の男が割って出た。
ムロ 「わかりました。僕がもう一度、どうしたろうかしゃんをやります」
三津谷「どうしたろうかしゃんは、いりません!」
ムロ 「了解です」
三津谷「あんな、客いじりに徹したコントはいりません!」
(一同笑い)
「ムロ鍋」「ムロ待ち」等を経て、すっかりLIFE!の当てられ役となったムロツヨシであった。
こうして、まずは「うそ太郎 Episode0」からスタジオで再現。段ボール箱に入り「捨てられたんス」とつぶやく、うそ太郎(星野源)のかわいさ!うそ太郎が拾われた経緯を知ると、「大将のような日本一の寿司屋になりたい」という嘘か本当かわからない台詞も、本当なのかも……と信じたくなってしまう。
コントライブの内容をスタジオ収録で再現するのは珍しいことだと思うが、視聴者は観たかったものが観れるし、ライブの観客はライブと収録との違いが楽しめるし、制作側はウケるとわかっているものを作れるし、実はWin-Winなのではないだろうか。
Win-Winと言えば、「囲み取材」のゲスニックマガジン西條(田中直樹)は絵画展と女優の癒着を疑うあまり「Win-Win-Win-Winだよね!」と勢いに任せてWin4つをつなげていた。オープニングで「こっちのゲスも大暴れ!」とテロップがつくほどホットワードになったゲス。ライブで演じられた「ゲスニックマガジン vs イカ大王」の再現も期待したい。
今週から始まった「LIFE!アンサー」。「人生とは答えのない問いである」という前振りで、レギュラー陣に質問をするコーナーだ。質問する声の主はシソンヌ長谷川である。
今回答えるのは座長・内村光良。質問は「あなたの人生に足りないものは?」。内村がキーボードに打ち込んだ答えは「若さ」。その心は?
内村:いま35だったらいいなってことです。
ナレ:いまの感じで35だったら……
内村:いまの感じで35だったら、俺もっと、空も飛べるはずっていう感じです(笑)いまねぇ、もう毎日腰が痛いんです。で、起きたらどっか突き指してんですよ。曲がらないですよ。いま中指が曲がらないです。
ナレ:若さ以外は、いま欲しいものはない?
内村:無いです。足りないものは若さ以外無いです!
内村光良52歳。テレビのレギュラーは現在7本。今年は映画「金メダル男」の原案・監督・脚本・主演を務め、いまは映画公開前のプロモーションに忙しい日々。
さらに、先日の『イッテQ』(10月9日放送)では、番組10周年企画として鉄棒の大車輪に挑戦している。鉄棒にぶら下がるのも辛い状態から始まり、特訓は2ヶ月にも及んだ。しかし特設会場での収録では18回のトライの末に失敗。それでも諦め切れず、スタジオ収録3日前に再度挑戦し初めて一回転に成功。鉄棒から降り、カメラの前で内村は胸をなでおろした。
内村「いや良かった……。俺、今まで絶対なんとかしてきたから」
『やるならやらねば』ではスタントもこなし、『UNNAN世界征服宣言』『ウリナリ!』では体を張り、『笑う犬』『LIFE!』では数々の名作コントを生み出してきた。与えられたハードルは必ず飛び越え、諦めずに挑戦し続けてきた男。内村光良の気力はまだ衰えていない。本当に若さ以外必要なものは無いのかもしれない。
今夜10月13日(木)放送の『LIFE!』第17回では、彦助彦美に続くLIFE!アニメ第2弾が完成。うそ太郎と妖怪どうしたろうかしゃんがアニメ化に!そしてオモえもんには女子の影が……!?
(井上マサキ)
『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK総合 毎週木曜22:25〜)。第16回(10月6日放送)のコントは「三津谷の部屋」「囲み取材」「LIFE!アンサー」「うそ太郎Episode0」「ギャンブラー」。
コントライブの演目をスタジオ収録で再現!
「三津谷の部屋」に呼び出されたのは田中・塚地・星野・ムロの男性レギュラー陣4名。今回の要件は7月7日に行われたLIFE!初のコントライブ「LIFE! SUMMER FESTA 2016」のこと。9月1日放送でライブのメイキングを流したところ、大きな反響があったそう。1000通近くの「もっと見たい」という視聴者からのメールに答えるべく、三津谷さんは「あのライブの模様を全編放送していただきたい」とお願いする。しかし……
三津谷「撮ってない……?」
塚地 「確かに現場にカメラクルーはいましたけど、あくまでメイキングの撮影だったようですし」
星野 「あれ以上の素材は無いと思います」
一瞬気を失う三津谷さん。期待していた視聴者も崩れ落ちただろう。撮ってないとは……。
「あなたがたは視聴者がお嫌いですか!」とお怒りの三津谷さん、「では再現してください!」「あの演目を、同じ台本同じキャストで、スタジオで収録し放送していただきたい!」と要望。前代未聞のことにうろたえる田中塚地星野。そこに一人の男が割って出た。
ムロ 「わかりました。僕がもう一度、どうしたろうかしゃんをやります」
三津谷「どうしたろうかしゃんは、いりません!」
ムロ 「了解です」
三津谷「あんな、客いじりに徹したコントはいりません!」
(一同笑い)
「ムロ鍋」「ムロ待ち」等を経て、すっかりLIFE!の当てられ役となったムロツヨシであった。
こうして、まずは「うそ太郎 Episode0」からスタジオで再現。段ボール箱に入り「捨てられたんス」とつぶやく、うそ太郎(星野源)のかわいさ!うそ太郎が拾われた経緯を知ると、「大将のような日本一の寿司屋になりたい」という嘘か本当かわからない台詞も、本当なのかも……と信じたくなってしまう。
コントライブの内容をスタジオ収録で再現するのは珍しいことだと思うが、視聴者は観たかったものが観れるし、ライブの観客はライブと収録との違いが楽しめるし、制作側はウケるとわかっているものを作れるし、実はWin-Winなのではないだろうか。
Win-Winと言えば、「囲み取材」のゲスニックマガジン西條(田中直樹)は絵画展と女優の癒着を疑うあまり「Win-Win-Win-Winだよね!」と勢いに任せてWin4つをつなげていた。オープニングで「こっちのゲスも大暴れ!」とテロップがつくほどホットワードになったゲス。ライブで演じられた「ゲスニックマガジン vs イカ大王」の再現も期待したい。
足りないものは若さ以外無い
今週から始まった「LIFE!アンサー」。「人生とは答えのない問いである」という前振りで、レギュラー陣に質問をするコーナーだ。質問する声の主はシソンヌ長谷川である。
今回答えるのは座長・内村光良。質問は「あなたの人生に足りないものは?」。内村がキーボードに打ち込んだ答えは「若さ」。その心は?
内村:いま35だったらいいなってことです。
ナレ:いまの感じで35だったら……
内村:いまの感じで35だったら、俺もっと、空も飛べるはずっていう感じです(笑)いまねぇ、もう毎日腰が痛いんです。で、起きたらどっか突き指してんですよ。曲がらないですよ。いま中指が曲がらないです。
ナレ:若さ以外は、いま欲しいものはない?
内村:無いです。足りないものは若さ以外無いです!
内村光良52歳。テレビのレギュラーは現在7本。今年は映画「金メダル男」の原案・監督・脚本・主演を務め、いまは映画公開前のプロモーションに忙しい日々。
さらに、先日の『イッテQ』(10月9日放送)では、番組10周年企画として鉄棒の大車輪に挑戦している。鉄棒にぶら下がるのも辛い状態から始まり、特訓は2ヶ月にも及んだ。しかし特設会場での収録では18回のトライの末に失敗。それでも諦め切れず、スタジオ収録3日前に再度挑戦し初めて一回転に成功。鉄棒から降り、カメラの前で内村は胸をなでおろした。
内村「いや良かった……。俺、今まで絶対なんとかしてきたから」
『やるならやらねば』ではスタントもこなし、『UNNAN世界征服宣言』『ウリナリ!』では体を張り、『笑う犬』『LIFE!』では数々の名作コントを生み出してきた。与えられたハードルは必ず飛び越え、諦めずに挑戦し続けてきた男。内村光良の気力はまだ衰えていない。本当に若さ以外必要なものは無いのかもしれない。
今夜10月13日(木)放送の『LIFE!』第17回では、彦助彦美に続くLIFE!アニメ第2弾が完成。うそ太郎と妖怪どうしたろうかしゃんがアニメ化に!そしてオモえもんには女子の影が……!?
(井上マサキ)