クロップ監督がサポーターの“歌”に苦言「試合が終わるまでは…」

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 リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、サポーターにある要求をした。イギリス紙『インディペンデント』が11日に報じている。

 10日に行われたプレミアリーグ第4節で、改修したアンフィールドでの初陣を迎えたリヴァプール。対戦相手は昨シーズン王者のレスターだったが、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの2ゴールなど4点を叩き込み、チャンピオンを撃破した。試合終盤には、勝利を確信したサポーターがクロップ監督の名前を歌う場面が見られた。

 クロップ監督はこれに対し「試合が終わるまで、僕の名前を歌わないでほしい。彼らが“ユルゲン・クロップ”と歌い始めた後、レスターは(ベルギー代表GK)シモン・ミニョレの前でフリーになっていた。PKを決める前に喜んでいるようなものさ」と、試合が終了するまで自分の名前を歌わないでほしいと、サポーターに要求した。

 その上で、「僕はプレーしているわけじゃないからね。でも、彼らが僕のことを気に入ってくれているなら、それはいいことだ。自分も彼ら全員のことが好きだよ」とサポーターからの好意に感謝し、「でも、試合が終わるまでは、僕の名前は歌わないでくれ」と念を押していた。

 リヴァプールはレスター戦の勝利で勝ち点を7とし、順位表でも5位に浮上した。真価が問われるクロップ監督体制2年目、まずまずのスタートを切っている。