ダニエル・クレイグ

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英国発の大人気スパイシリーズ『007』で6代目ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグ。彼の"ボンド引退宣言"を受けて英米のメディアで次期ボンド探しが白熱していることは当サイトでもたびたび伝えてきたが、このほどダニエルが1億5000万ドル(約152億円)でボンドシリーズ新作2本のオファーをされたことが明らかになった。英Telegraphが報じている。

セレブニュースサイトRaderが伝えた関係者からの情報によると、「スタジオは今後、長期的に若手へ引き継いでいくためにも、それまでの間はダニエルを確保しておきたいと必死」なのだという。ダニエルは、過去のインタビューで、「またボンド役をやるぐらいなら、手首を切った方がマシ」と答えるなど、ボンド役を継続することは厳しいという姿勢を見せてきたが、スタジオ側からの信頼は絶大だったようだ。

関係者はさらに、「重役たちはダニエルのことをとても大事に思っていて、シリーズとして大切な時期に彼を手放すという考えは持っていない。上層部は、若手俳優への主役交代を安全に行うためにはダニエルの存在が必要不可欠と考えていて、そのためには大金を積む用意ができている」ことも明かした。

ソニーやダニエルからの正式なコメントはないが、ダニエルは今年5月に6800万ポンド(約92億円)で提示された新作2本分のオファーを断ったと報じられていた。またダニエルは米Showtimeの新作ドラマシリーズ『Purity(原題)』への出演が決まっており、同作の撮影は2017年から始まる予定だ。

ここにきてダニエル続投説が浮上したが、これまで報じられた新ボンド候補には、トム・ヒドルストン(『マイティ・ソー』)、イドリス・エルバ(『刑事ジョン・ルーサー』)、ジェイミー・ドーナン(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)、ヘンリー・カヴィル(『コードネーム U.N.C.L.E.』)ら人気の英国男優、さらには『X-ファイル』のスカリー役で知られる米国女優ジリアン・アンダーソンの名前も挙がっていた。(海外ドラマNAVI)