鉄道写真家 中井精也先生と行く北海道 釧網本線撮影の旅〜ユルくないマジな撮影旅行だった〜
先日、3泊4日で開催された『鉄道写真家 中井精也先生と行く北海道 釧網本線 撮影の旅』というセミナー付きの実践ツアーに行ってきました。
NHKの「てつたび」やTBS系列の「ヒルナンデス」などで人気の中井精也先生の作品は、ゆる〜い雰囲気の漂うローカル線を旅情豊かに表現するのが特徴で、今回は北海道の道東地域にある釧網本線や根室本線、石北本線の撮影ポイントへ案内していただき、構図や撮影テクニックなどを教わりながら撮影してみました。
まず最初に向かったのは根室本線の音別駅周辺で、5月の終わりになってようやく新緑に染まり始めた草原や雰囲気のある鉄橋を駆け抜ける列車を撮影したり、
青春18切符のポスターに採用された写真の撮影された根室本線の厚岸湖畔で、湖の彼方からやってきて原野の果てに去りゆく列車をこんな具合に撮ってみました。
そして、石北本線の常紋峠では新緑に包まれた森の中のS字カーブを駆け抜けてくる列車を撮ることになったのですが、なんでもここはSLが現役だった頃から名の知れた撮影ポイントで、峠の登り坂をモクモクと煙をあげながら走るSLの勇姿はそれは見事だったのだとか…。
今でも列車の天井をよく見てみれば、エンジンからゆらゆらと立ち上る陽炎が見えているんですよ!
ちなみに、タイトルが『釧網本線の旅』なのに根室本線や石北本線まで出張しているのは、その日の天気や霧といった気象条件によって最適な撮影ポイントを中井精也先生が選んでくださったからです。
北海道に到着して最初に訪れた撮影ポイントが釧網本線ではなく、根室本線だったことには少しビックリしましたけどね。
他にも、釧網本線の塘路湖畔にあるサルボ展望台やシラルトロ沼を臨む高台から望遠レンズで狙ってみたり、
釧網本線の札弦駅付近や、
石北本線の緋牛内駅付近で撮ることになったのですが、
札弦と緋牛内の2箇所については中井精也先生が現地で探し出された撮影ポイントで、車で2〜3箇所まわっただけでこんな場所へ案内してくださったのです。
中井精也先生は国内でも海外でも撮影に出かける前にGoogleMapで事前に撮影ポイントを調べられているそうなのですが、GoogleMapだけでこれだけの場所を見つけられるのは凄いなぁ…。
プロの鉄道写真家がどうやって撮影ポイントを探し出し、どこに着目して撮影するのか…
プロの本気の仕事を垣間見せていただいたように思います
ということで、中井精也先生との撮影旅行はホントに楽しくて、あっという間に4日間が過ぎ去ってしまったのですが、旅行としてはちょっと普通じゃないです。
なんせ毎日 朝5時にはホテルを出発して撮影ポイントに陣取り、食事と言えば夕食以外はほぼコンビニで調達することになります。
近くに名物があれば美味しい「かきめし弁当」を食べることができたりもしますけどねw
そして、軽い山登りもあったりするなど、
ゆる〜い絵面とは正反対の大変さがありますが、
それもこれも中井精也先生の「本気で撮影を楽しんでもらいたい」という気持ちの表れではないでしょうか!?
最後になりましたが、中井精也先生や関係者の皆様 色々とお世話になり本当にありがとうございました。
ちなみに、今年の10月に開催されるスイスツアーについては参加者を募集中です。
興味のある方は中井精也先生のブログ「この記事をご覧ください。
あと、今回の撮影旅行についてはブログの方でもう少し詳しくレポートしていますので、興味のある方はそちらもご覧いただけると幸いです。
●鉄道写真家 中井精也先生と行く北海道 釧網本線撮影の旅
#1 最高の撮影場所を目指せ!
#2 プロの鉄道写真家の撮影現場で一緒に撮影!?
#3 名もなき撮影ポイントを探せ!
#4 ユルくない真剣な撮影旅行だった!
おしまい