4回103球で降板、2014年の9失点を更新し自己ワーストに

 楽天の則本昂大投手が18日、まさかの大乱調でプロワースト14安打、10失点を喫し、ノックアウトされた。

 盛岡でのオリックス戦に先発。初回は3者凡退に仕留めたが、2回から崩れた。1死からT-岡田のソロ本塁打で先制を許すと、2死からブランコ、伊藤、駿太にヒットを打たれて満塁のピンチ。ここで西野にライトへのタイムリーを浴びた。2者が生還して3点差に。続く安達の打席で三塁走者の駿太が三本間に挟まれ、アウトとなった。

 3回もオリックス打線の勢いを止められない。安達、糸井の連打で無死一、二塁。ここから、モレル、T-岡田、小谷野に3連続タイムリーを浴び、この回も3失点。2回2死のブランコから9連打を許した。

 この回は後続を断った則本だが、4回は先頭の西野にショート後藤の失策で出塁される。1死後、糸井のヒットと盗塁で二、三塁。モレルには四球を与えて満塁とされると、2アウトから小谷野には走者一掃のタイムリーツーベースを浴びる。これで2014年4月25日のオリックス戦と並ぶ自己ワーストタイの9失点。続くブランコにはライトへのタイムリーを許し、ワーストを更新する10失点(自責6)となり、この回限りで降板した。

 4回10失点(自責6)。被安打14も自己ワーストで、4回まで103球を要した。防御率は試合前の2.53から3.25へと悪化。楽天のエースにとっては悪夢の夜となった。