13日、レアル・マドリーに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマが、母国で開催される夏のEURO2016に出場しないことを発表した。

ベンゼマはフランス代表のチームメートであるリヨンMFマテュー・ヴァルブエナの恐喝事件に関与した疑いを持たれている。一時は法的にヴァルブエナとの接触が禁じられ、両選手を同時に代表へ招集できない状態だった。

先月、その接触禁止が解かれたことで、ベンゼマは再び代表選出可能となったが、犯罪行為に加担した疑惑は消えておらず、EURO2016で起用すべきではないとの声もあった。

そしてベンゼマは13日、自身のツイッターで次のように明かした。

「僕といつも僕を応援してくれるみんなにとっては残念なことだけど、僕はフランスでのEUROに選ばれない」


フランスサッカー連盟も公式声明で、「アスリートとしてのパフォーマンスは重要だが、フランス代表選出の基準はそれだけではない」「選手たちが団結のために仕事する能力も考慮する」「その結果、連盟会長と監督はベンゼマをEURO2016に出場させないと決めた」と発表した。

EURO2016はフランスにとって母国で開催される重要な大会。6月10日から7月10日まで開催される。フランスはグループステージでルーマニア、アルバニア、スイスと対戦する。