自動車免許を取得するためにかかせない路上教習はただでさえ緊張するものですが、「もしも普段の自動車ではなく急遽、スポーツカーのポルシェで練習するはめになると、一体どうなるのか?」というムービーが公開されています。

Taking the driving test in a sports car. - YouTube

スポーツカーのドライビングを学ぶ良い方法は?



経験すること。というわけで、さっそく実践。



男性教官が、生徒の女性に「さあ、練習を始めよう。だけどちょっと予定変更があるんだ」と話しています。



黒人の生徒に対して教官は、「運転する自動車がいつもと違うけれど、心配はいらないよ」



「ちっとも違わない。落ち着いていればうまくいくから」



「さあ行こう」と、教習車のところへ向かいます。



現れた教習車を前に、男性の顔がみるみる変わっていきます。



「今日乗る自動車はこれだよ」



そして、女性のこの表情。



一歩たりとも近寄らない女性。



目線の先には黄色いポルシェ911。



「他の車のドライブなんて教えてもらってないよ」



「……」



「無理、無理、無理、無理!」



「こんなので練習してもいいの……?」



何とか生徒を車内に押し込んで、いよいよ練習開始。「はい、こんにちは」



「まずは車体の点検からいこうか」



「オイルレベルをチェックして」「オイルレベル……?」



いつもの通りボンネットを開ける女性。



911はリアエンジンなのでボンネット下はトランクルーム。そこにエンジンはありません。



「これが、エンジン?」生徒はみな、さっそく911の洗礼を受けています。



「さあ出発しよう。エンジンをかけて」



「キーがないんですが……」



ポルシェは全部、左側だよ」



「どうやって発進するんでしょうか?クラッチがありません」



「いや、デュアルクラッチトランスミッションがあるよ」と教官。



会話が成り立ちません。



そんなこんなでおそるおそる出発進行。



ぎこちなく発進。



軽くアクセルペダルを踏んだのに……



予想外の加速。



そして、つんのめる形で急ブレーキ。



「落ち着いて、落ち着いて」



ぎくしゃくしながら走り去るポルシェに、町ゆく人は眉をひそめています。





狭い道で立ち往生したポルシェ



クラクションを鳴らされて焦る女性。



大渋滞ができてしまいました。



左右から、ガンガンと抜かれていきます。



これは見ものだとばかりに人が集まってきました。



こちらは黒人男性。教官は「とてもいい。じゃあ、ここで停止してみよう」



「パーキングモードにしてください」と教官。



そして「じゃあ、坂道発進しようか」と残酷な宣告。



悪戦苦闘していると……



急激に後退を開始。



「何しているんだ!?」と飛ぶ教官の怒号。



「間違えました」「そうだ、君は間違った」



するすると坂道を上り始めると「アクセルはゆっくりとね」とアドバイス。



こちらの女性はアクセルワークを失敗した模様。



テールスライドが始まり、わけの分からない叫び声が車内にこだまします。



「アクセルペダルは優しく踏まないと。とてもパワフルな車なんだ」という教官の指導は、女性の耳には入っていなさそう。



「よし。ここに駐車してみよう」



「どうやって後退すればよいのですか?」



縦列駐車スタート。



ハンドルを切り返す女性は必死の形相。



見物人はニヤニヤ。



事態は悪化する一方。



駐車完了を主張する女性に、教官は「まだできていませんよ」



「ええ、ごめんなさい。でもどうすればいいのか……」



珍しい光景に、写真を撮られています。



ポルシェドライブがどんなものか、体感したくないですか?」



ポルシェのExperience Centerでお待ちしています」ということで、これは、試乗を促すポルシェのPRムービーでした。