金正恩氏の指示でサービス改善につとめている北朝鮮の高麗航空で、この度新しい機内食が登場した。それはキムパプ(海苔巻き)だ。

高麗航空は14日に自社のFacebookページで「あの有名な高麗航空ハンバーガーはもうない。乗客にはキムパプを提供している」として、機内で配られているキムパプの画像を紹介した。


高麗航空のFacebookページに紹介された機内食のキムパプ(海苔巻き)の画像。(画像:高麗航空)

また、北朝鮮専門旅行社「コリョツアーズ」のサイモン・コッカレル代表も、自身のInstgramのページに、高麗航空キムパプの画像を掲載した。

コッカレル氏はその味については触れていないが、韓国のものとは違ってごま油が塗られておらず、あっさりした感じの北朝鮮の一般的なキムパプだと思われる。

高麗航空では長年ハンバーガーの機内食が提供されてきたが、マズいと不評だった。それが最近では一般的な機内食へと変わっていたが、より朝鮮カラーを出した機内食へと変更となった。しかし、すべての路線の機内食がキムパプに変更になったかは明らかになっていない。


高麗航空の機内食 (画像:calflier001)

韓国の大韓航空では機内食で「ビビンバ」、アシアナ航空では「チャンチグクス」(にゅうめん)「サムバプ」(肉とご飯をサンチュで包んだもの)が世界的に評価が高い。アシアナ航空は、スカイトラックスの世界航空大賞で、2015年のエコノミークラス機内食で世界最高賞を受賞している。

一方で、高麗航空に対する評価は最下位となっている。

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