4機のジェットエンジンを搭載した「ジェット・ウイング」を装備して、最高時速300kmで空を自在に飛び回るのが「ジェットマン」です。これまでスイス・ジュネーヴ飛行、フランス・イギリス間のドーバー海峡横断、アルプス山脈越え、グランドキャニオン飛行や、2014年には富士山飛行など数々のフライトを成功させているジェットマンが、新たにドバイの都市上空や砂漠地帯でのフライトを成功させました。その時のフライト映像が迫力ある4K画質でYouTubeにアップロードされています。

Jetman Dubai

http://nextchapter.jetman.com/

ジェットマンがドバイ周辺を飛行した4K画質のムービーは以下から見ることができます。YouTubeの設定から画質を「2160p 4K」に変更して見ることをオススメします。

Jetman Dubai : Young Feathers 4K - YouTube

ゴーゴーとエンジン音を鳴らしながらとある街の上空を飛行しているのが「ジェットマン」ことイブ・ロッシーさん。4機の小型のジェットエンジンを搭載したリュックサック型の飛行装置によって、自由自在に空を飛び回ることができます。最高時速約300kmという超高速で世界各地を飛行するジェットマンですが、なぜこれほど危険な挑戦を続けているのでしょうか。



少年が飛行機のオモチャで遊ぶシーンに切り替わりました。ロッシーさんの声が「もしあなたが夢とアイデアを持っていて、それがクレイジーだったとしても、挑戦するんだ」と語り始めます。



「『空を飛ぶ』という行為は古くから人類の夢だった。僕らは『空を飛びたい』という夢を実現する後押しをしているんだ。夢を持つ人たちが鳥になれるように」



飛行スタンバイ中のロッシー氏。



カシャン、とヘルメットのシールドを下ろしました。



ジェットマンを乗せたヘリコプターが向かっているのはドバイの広大な砂漠地帯。



ヘリコプターの上からジェットマンが飛び立ちます。



2本の軌跡が見えますが、今回飛行しているのはイブ・ロッシーさんと、世界一の超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」からベースジャンプで世界記録を達成させたVince Reffetさんもフライトに参加しています。



ウイングに取り付けたカメラからの映像は臨場感抜群。



ジェットマンのウイングは手元にある有線のリモコンで操作するのですが、手放しかつ裏返しで飛行するジェットマン。



熟練の技術がなければできない芸当。



2人のジェットマンが急接近する瞬間など、スリルあふれる映像を4K画質で見ることができます。



場面は変わって、白い布がかけられた2台の物体が置かれた部屋が映し出されました。



もちろん中身は2台のジェットウイング。



夕暮れ時の砂漠でストレッチを行うReffetさん。「飛行の日は思いっきり集中するんだ。するとアドレナリンが出て、エネルギーになり、僕の力になる」と話しています。



飛行前日に語らう2人。Reffetさんはロッシーさんの元でトレーニングを行っており、2人はいわば師弟のような関係です。



そして夜が明け、再びフライトが始まります。



フライトの直前、ロッシーさんは「空の上はとても快適だよ。その気持ちはまさに自由で、飛んでいる間は別の世界を旅しているんだ」と話しました。



というわけで飛び立ったジェットマンたち。



2回目のフライトはドバイの都市上空で行われており、全高828メートルの世界一の高い建造物「ブルジュ・ハリファ」付近を飛び交う2人のジェットマンの飛行映像を見ることができます。