農林漁家世帯を含む6月の全国全世帯の1世帯あたりの消費支出は、前年同月に比べ2.2%減り、物価変動の影響を除いた実質で6カ月連続のマイナスとなったことが28日、総務省が発表した「家計調査報告」で明らかになった。

 全世帯の1世帯あたりの消費支出は28万824円で、前年同月に比べ実質2.2%減となった。10大消費項目のうち、ガソリン代値上げなどの影響で自動車など交通関係への支出が8カ月連続で減少。反対に、教育関連への支出は5カ月連続で実質増加となった。それ以外では、こづかいや仕送りなどの消費支出が3カ月ぶりに増加に転じた。

 サラリーマン世帯(2人以上)の実収入は68万4632円で、前年同月比で実質6%減と8カ月連続の実質減少となった。月平均消費支出は30万1978円で、前年同月より3.4%減少、6カ月連続で実質減少した。【了】

■関連記事
完全失業者7カ月連続で減少

■関連リンク
総務省(家計調査報告)