26日、都内で、ネット市場調査事業を語る楽天の三木谷社長(撮影:吉川忠行)

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楽天<4755>の三木谷浩史社長は26日、東京都港区の全日空ホテル東京で開いた新事業説明会で、「1995年に続く、『第2次インターネット革命』が近く起こりつつある」と述べ、ネット人口の増加で、ネット関連事業が情報検索や商取引からマーケティングに拡大するとの展望を示した。

 説明会は、同社が12月に事業拡大を行ったネット市場調査事業について行ったもの。同社は、同事業の市場規模が2007年までに500億円に達すると見込み、調査会社「サイバーブレインズ」を05年6月に買収した。既存部門との統合で、業界最大の約120万人のモニターを有する。

 三木谷社長は、メディア戦略におけるネット調査の利便性を強調しながら「ビジネスの成功の秘訣(ひけつ)は、どうやって小さな事例から大きな成功を導き出すかということ」と持論も語った。ライブドア事件については特に触れなかった。【了】

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