イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督が、FWマリオ・バロテッリに対して我慢の限界に達したのは、24日のワールドカップ(W杯)・ウルグアイ戦のハーフタイムだった。

プランデッリ監督は「態度を変えろ。そうじゃなきゃ10分で交代させる」と、まずは説教をしたのだ。それは罰となった。バロテッリは態度を変えなかったからだ。

試合後にGKジャンルイジ・ブッフォンやMFダニエレ・デ・ロッシが怒りを見せたこと、プランデッリ監督の直接的な批判、W杯敗退直後のバロテッリの態度からは、彼とほかのメンバーの間に亀裂があったことを明白に浮かび上がらせた。

敗退翌日に明らかになった舞台裏は、この亀裂の理由をさらに明白なものとしている。バロテッリは前述のように態度を変えるようにうながされたが、ベテラン選手たちに対して「オレを信じろ。放っておいてくれ」と不平を言い続けたというのだ。

こうして、プランデッリ監督はバロテッリに厳しく「黙れ」と言った。そして、最初は後半開始から10分を与えようと考えていた指揮官は、ハーフタイムのうちにバロテッリをベンチに残し、MFマルコ・パローロを投入したのだ。

後半、バロテッリは一人でベンチに座り、チームの敗北を見ることになった。そして試合後も、一人でチームバスへと向かい、その後ドレッシングルームへと呼び戻された。

こういった中で、バロテッリが再びイタリア代表で主役に戻るのは、大変なことだろう。