SoundHorizon

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先週2月6日に、作曲家の新垣隆さんが佐村河内守さんのゴーストライターをつとめてきたと会見で発表し大騒ぎに。ゴーストライターについての是非について論じられたり、「現代のベートーベン」と称された佐村河内さんの“全ろう”は詐称だったのでは?というネタが出てきたりと話題がつきることなく、今週になってもワイドショーなどで大々的にとりあげられるなどしている。

そんな中、音楽ユニット“Sound Horizon”のメンバーで、アニメ『進撃の巨人』の主題歌を担当した“Linked Horizon”として昨年の紅白にも出場するなど活躍している音楽クリエイターのRevoさんが自身のサイト(http://sound-horizon.net/)に掲載した文章が話題になっている。

多分に、グラサンをかけているRevoさんがおなじくグラサンの佐村河内さんに間違われたのではと思われる内容で、

日本よ、これが風評被害だ。

ちゃお☆自分で作曲する系のグラサンでーす。
訳のわからない人に「あなたのCDはもう二度と買いません」とか言われる苦行。
だが、グラサンはハズサン。人生は修行なのだと思います。南無ぅ。
僕のCD、販売自粛されてたらどうしようと思ったけど、大丈夫でした。まぁ、当然ですけど(笑


というもの。ネット上では佐村河内さんやRevoさん、B’zの松本さんといったような、「サングラスをかけて長めの髪型」という格好の人を並べた画像が出回るなどしているのだが、“訳のわからない人”はガチで間違えたのだろうか。それともネタなのか。

最初はユーモアを交えて語っている文章なのであるが、後半では

最後にちょっと真面目に語るなら……
作品が作品の本質以外の部分で評価される世界には今更だが寂しさを感じる。
ある種の人気商売にとっては、付加価値の方が商業的なプライオリティが上になってしまっている。
それは僕如きレベルのクリエイターでも日常茶飯事で直面する問題だ。


と、今回の騒動の問題点について考察を行っている。

未だ収束する感じのないゴーストライター騒動、まだまだいろんな方面に飛び火しそうなので生暖かく見守りたいと思う次第である。

※画像は『Sound Horizon』のサイトより