アルジェリア代表MFサフィル・タイデルがインテルの選手になった。ボローニャから共同保有で移籍することが、20日に決定している。タイデルはメディカルチェックを終えてから、インテルと4年契約を結んだ。

タイデルは『スカイ・スポーツ』で、「とてもうれしいよ。この機会を与えてくれたボローニャとインテルに感謝したい。幸せだ。インテルはすべてに勝利した、非常に偉大なチームだよ」と話している。

タイデルの加入でインテルはフォーメーションを変更するかもしれない。彼を獲得したことで、ワルテル・マッツァーリ監督が複数の戦術を検討する可能性がある。ナポリでも使った、彼の武器だ。現在の3-5-2から、3-4-2-1に変更するかもしれない。

共同保有権の移籍金は、予想されていたとおりだ。550万ユーロ(約7億2000万円)に、MFディエゴ・ラクサールのレンタル移籍だ。ただし、580万ユーロ(約7億6000万円)という声もある。また、ラクサールのレンタル移籍には、買い取りオプションと買戻しオプションが付くようだ。

タイデルの武器の一つがユーティリティー性だ。ボローニャのステファノ・ピオリ監督は、3つのポジションでタイデルを起用してきた。右足を得意とする彼は、すでにジェノア戦を視野に入れている。開幕戦にもいるはずだ。また、タイデルの加入はおそらく、MFズドラフコ・クズマノビッチの放出につながるだろう。