この日は前回登板とは別人のようだった。カッターをほとんど投げなかったのだ。
アリゾナは今季2回目の対戦。前回5/27もキャリアハイ14三振を奪っている。


Dar-20130801




1回、この試合、ダルの入り球はスライダー。速球の伸びがある。イートンに安打を打たれるも、3三振。注目のゴールドシュミットには3球速い球を投げて三振に切って取る。
2回、ロスに安打を打たれる。プラドを三振にとるもロスは二盗。しかし後続は2三振。
裏、ピアジンスキが本塁打で先制。相手投手は新人、初先発のスプルール。
3回、配球はシンプル。速球で追い込んで変化球か、変化球で追い込んで速球か。しかし相手打者はそれでも三振する。ストライク先行。
裏、また味方が一発で加点。
4回、ゴールドシュミットは追い込まれるとバットが動かなくなる。4シームを見逃してうなだれる。チャベスには小さな曲りのスライダーを振らせる、ロスは、3者三振を逃れるためだけのような1ゴロ。
味方がマーティンの本塁打とタイムリーで3点。相手先発スプルールはこの回で降板。
5回、久々に安打を許すも2三振。
6回、このころから相手打者はボールにも手を出すようになった。黙って立っていても追い込まれるという危機感からだ。ダルにはおあつらえ向き。2三振。ゴールドシュミットは前回の打席のVTRのように4シームを見逃し。
これで自己タイの14奪三振。98球。
7回、相手は早打ちに出てくる。2安打されるも3人をフライで打ち取る。スライダーをひっかけさせた。ダルは自己記録の三振を奪いたかっただろうが、相手が手を出してくるのだから仕方がない。111球。この回まで。

14三振は今季4度目、あと1個がとれない。意外な壁になっている。
しかしダルビッシュは38度のテキサスで完調を見せつけた。オークランドを追いかけるテキサスにとっては頼もしいエースだ。