リスクより記録更新か  台湾のマラソン選手が北朝鮮へ

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(台北 12日 中央社)北朝鮮の平壌で14日に行われる「万景台賞マラソン大会」に出場するため、台湾のの選手、張嘉哲、何盡平ら一行が12日午前、桃園国際空港を出発した。

両選手のうち、22日に30歳の誕生日を迎える張は昨年も同大会に出場、自己ベストタイムの2時間16分5秒でロンドン五輪への切符を手にした。今大会では昨年を上回る成績の達成に期待がかかっている。

中華民国陸上協会では、北朝鮮のミサイル発射予告もあり、当初は参加を見送るかどうか判断に迷っていたが、大会主催者が関係者の身の安全を保証していることから11日午後は予定通り選手を派遣すると決めた。

「万景台賞マラソン大会」は故・金日成主席の誕生日(4月15日)に合わせて開催される恒例のスポーツイベントで、今年は北朝鮮の選手約600人のほか、台湾やウクライナ、チェコ、ケニアなど外国からも多数出場する模様。

(写真=昨年8月のロンドン五輪男子マラソンで77位(2時間29分58秒)に終わった張選手)

(編集:羅友辰)