3日のセリエA第11節でインテルに1−3と敗れたユヴェントス。ジュゼッペ・マロッタ代表取締役は、次のように話している。

「我々は一つのバトルに敗れた。戦争に負けたわけじゃない。インテルがやったように、トリノに来て3トップで戦うのは、素晴らしいチームであることの表れだ。試合前のインテルの姿勢について、私が『無頓着な戦術』と言ったことについて、(アンドレア・)ストラマッチョーニ監督に理解してもらえなかったのは残念だ。私は賛辞を送りたかったんだよ。彼らの功績を認めるべきだ。インテルは優勝候補の一角だよ。それは分かっていたことだし、今日の彼らはそれを改めて示した」

「でも、今日の我々はおそらくベストではなかったんだ。前半は我々が上回った。だが、後半はペースが落ちて、カウンターが効果的でなくなった。おそらく、リーグとチャンピオンズリーグ、そして代表と、試合数が多い代償を払っているのだろう。我々の攻撃陣が最高であることを忘れてはいけない。判定? 先制点の場面はとてもスピーディーで、それが副審の助けにならなかったのだろう」

一方、GKジャンルイジ・ブッフォンは試合後、落ち着いた様子で次のように話している。

「負けるのは悔しい。もちろんだ。でも、インテルの功績を認めるのが正しいだろう。彼らはとてもインテリジェントに戦った。勝利への意欲が素晴らしかったね」

「彼らの攻撃陣には、流れをもっていくだけの選手たちがいるんだよ。彼らは選手たちが変わっただけじゃない。何よりも自信や、大事な試合の戦い方が変わったんだ。彼らの自信は大きい。去年の僕らを思い出すね。彼らは素晴らしいよ。選手たちがストラマッチョーニ監督を尊敬し、従っているのが分かる。これは大きなことだ。彼らのプレーや走りを見る限り、以前とは違うという感覚を受ける」

「僕はそれほど忙しくなかったけど、3失点を喫した。でも、インテル相手ならあり得ることだ。彼らはうまい。僕が気に入らなかったのは、20秒で先制し、15分間良いプレーをしたのに、そこからは彼らを待ちすぎたということだ。おそらく、パーソナリティーが足りなかったんだね。それで彼らに試合をさせてしまった。いつものようにカウンターで痛めることができなかった。序盤に2度のチャンスがあったけど…インテルは90分間を通じて、とても明確なアイディアのあるチームだと示した」

なお、マロッタ代表取締役は試合前、DFルシオの去就をめぐる報道について、こう話している。

「ルシオが退団を望んだことはない。ただ、悔しく思っているだけだ。どの選手も試合に出たいものだからね。ユーヴェでは競争が激しい。だが、彼にもコンスタントに出場する機会があるだろう」