29日、日本代表はワールドカップアジア3次予選のウズベキスタン戦に臨む。

 この試合の注目は、なんといっても初招集となった19歳の宮市亮(ボルトン/イングランド)だろう。昨年、高校卒業を待たずにアーセナル(イングランド)へ加入、すぐにレンタル移籍したフェイエノールト(オランダ)で活躍。今年からやはりレンタル移籍で加入したボルトンでは加入後初ゴールを挙げ、突出したスピードで世界屈指の強豪チェルシーの守備陣を置き去りにするなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。日本代表にとって、強力な武器になる可能性を秘めた選手だ。

 そんな宮市に、ウズベキスタン戦では「宮市カメラ」がつく。中継局のTBSが用意したもので、スーパースローで宮市を追う主力級の扱いだ。しかし、一方で宮市は代表初招集、国際舞台ではまだ実績のない選手でしかない。こうした特別扱いには、インターネット上のファンから非難轟々の声。
 
 「こういうのやられて活躍した奴を知らない」「こんなんする暇あるなら実況解説の質を上げろ」「スターシステム発動か」「またマスコミが潰そうとしてるな」「相変わらず競技そのものでなく人をクローズアップする事しか出来ないんだな」と、TBSの対応を批判する声が多く挙がっている。