東京でも雪が降りましたが、サッカーを愛するみなさま、お変わりありませんか？

ブログ更新の滞り、ご容赦下さい。関係者が急病で入院してしまい、ドタバタして、ちょっと大変な１週間でした。仕事よりも大切な人なので、すみません。

オシムさんも、大忙しの毎日で、今月おこなわれる予定のボスニア・サッカー連盟の総会を前に地方組織の実情調査。また、中欧・旧ユーゴ地域最優秀監督賞を受賞することになり、その表彰式、またサラエボのオリンピック･スタジアム（現在はFKサラエボがホームスタジアムとして使用。1984年サラエボ五輪開会式の会場）のFIFA基準を満たす施設への改修見積もり、ボスニア代表スーシッチ監督の契約延長交渉（ほぼ決定のもようですが、予算が限られている）などなど。全国を飛び回っています。

スーシッチ代表監督の契約延長については、ボスニアはユーロ予選のプレーオフでポルトガルに惨敗したものの、「手をつけた仕事は完成まで努力した方がいい」というオシムさんの意向で、少し給料も増額して、2014年ワールドカップまで（または2年間？）の契約をオファー。しかし、オシムさんのせいではないけれど、ボスニア連盟の財政難から、代表監督の月給は5000ユーロ。年収にして約600万円ほどなので、スーシッチ氏とすれば「パリサンジェルマンが数億円でオファー」してくれば、ちょっと迷うのは当然か。うーむ。お金の問題は、アタマが痛い。

金曜にはサッカー連盟正常化委員会の会合。サポーター同士の衝突を防ぐためにこの秋から「アウェイチームのサポーターの集団的観戦禁止」を臨時に導入していましたが、それを今季2011/12シーズン終了まで延長と決定。また引き続き、「スポンサー募集」活動を続ける、などを決定。

くり返します。ボスニア・ヘルツェゴビナ・サッカー連盟はスポンサー募集中！！


月曜日にはモンテネグロ・サッカー連盟の招きで、自動車で片道7時間かけて出張、フットボールセミナーの講師をつとめる予定だとか。例年は、ボスニアなどの近辺のリーグ戦はウンターブレイクに入り、自宅でヨーロッパ各国の試合をテレビ観戦三昧の毎日（日本にいたころはクラブワールドカップ観戦）でしたが、サッカーに関係した仕事とはいえ、試合と無関係のオフィスワークでまいっている（？）。

師走なのに（だから）オシム先生、大忙しの毎日です。

ウインターブレイクといえば、ボスニアリーグは11月末で前期日程終了。その結果「秋のチャンピオン」（という言い方をします）はアマル･オシム監督のジェリェズニチャルでした。チームは財政難で（こちらもスポンサー募集中）、必要な補強ができないとぶつぶつ言いながらも、チームを手堅くまとめて結果を出しているところ、さすがアマルさんです。

パパ・オシムさんも、「息子のアマルの仕事には、父親の自分も恥ずかしくない」と珍しく身内をほめるコメントをしていました。