フランスのサッカー専門サイト「クロノフット」によると、7人制サッカーの国際ユース・トーナメント(U-12)が12月27日から29日にかけて、スペインのテネリフェ島(カナリア諸島)で開催された。

 29日の決勝は、ビジャレアルをくだしたバルセロナと、セビージャをくだしたレアル・マドリーのクラシコ対決。試合はマドリーが優勢に進めたが決着がつかず、PK戦を制したバルセロナが王者に輝いた。

 しかし大会MVPに選ばれたのは、敗れたマドリーのGKだった。その選手の名はルカ・ジダン、ジネディーヌ・ジダン氏の次男である。

 ルカ・ジダン選手は、とくに準々決勝のボルシア・ドルトムント戦で好セーブを連発、PKも止めてチームを準決勝に導くヒーローとなった。その活躍ぶりには、会場を訪れたマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長もご満悦だったという。

 ジダン氏の息子では、同じくレアル・マドリーのU-15チームで活躍する長男のエンゾくんがすでに有名。長男が司令塔として父親のプレースタイルを忠実に受け継ぐ一方で、弟のルカくんは「将来のカシージャスになれる」(マルカ紙記者)と期待されている。

 なおジダン氏には、テオくん(8歳)、エリヤズくん(5歳)と、まだあと2人の息子がいる。