「バロテッリはミランに行かない。ミランから獲得の試みもなかった」。インテルFWマリオ・バロテッリの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏は、同選手がミランへ移籍するとの移籍を否定した。さらに、ジョゼ・モウリーニョ監督とのトラブルに関して、トーンを抑えようとしている。バロテッリは公式戦5試合連続で招集メンバーから外れている。

このシーズン終盤戦で、マッシモ・モラッティ会長率いるインテルは、夢に見た勝利を得ることができるかもしれない。その終盤戦に向け、ライオラ代理人は“スーペルマリオ”を取り戻させようとメッセージを送っているのだ。28日に行われたミラン対ラツィオの一戦の前に、ライオラ代理人はイタリア『スカイ・スポーツ』に対して次のように語った。

「バロテッリは長くインテルにとどまるだろう。この話は実際のこと以上になっている。私は早く終わることを願っているんだ。選手が望んでいるのは、チームに戻って貢献すること。クラブが落ち着いて働けるようにしようじゃないか。我々は落ち着いているよ。もちろん、選手にとって外されるのは良くないけどね。ただ、彼は練習をするしかない。そして監督が彼を必要としたときに、準備ができているようにするしかないんだ」

そのチャンスは、31日に行われるCSKAモスクワとのチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグよりも、サミュエル・エトーが出場停止となるリーグ次節のボローニャ戦になるかもしれない。

なお、実際にバロテッリとモウリーニョ監督の間に何があったのか、ライオラ代理人は細かく明かすつもりはないようだ。

「私に言えることは、いろいろなことを目にしたけど、まだ真実はないってことだね。それを話すのは私がやるべきことじゃない。問題をつくりたくないんだ。私に言えるのは、下らないことをたくさん目にしたけど、騒動を大きくしたくはないということだよ。それは選手のためにならない。とにかく彼は落ち着いている。書かれていることはすべて事実ではないからだ」