マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督に、リバプール移籍の決断を揶揄されたFWロビー・キーンは、プレミア最高齢の指揮官の発言を笑い飛ばした。

 今夏、トッテナムからリバプールに加入したキーン。この移籍について、マンUのファーガソン監督は、スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが絶対的なエースとして君臨するチームへ移る決断を「驚いた」とコメントしていた。

 この発言について、キーンはアイルランド代表のチームメイトがマンUでポジションを与えられていないことを例に出し、「意見を言うのは自由だよ」と受け流している。

「僕に言わせれば、ジョン・オシェイがマンUで出場機会をほとんど与えられていないことのほうが信じられないよ。分かるだろ? フットボールの世界では、決まった考え方なんて存在しない。僕は、みんなの意見を尊重するよ」

 ライバルチームの監督が発した個人“口撃”を、大人の対応で受け流したキーン。しかし、土曜日に控えるマンUとの直接対決で結果を出し、ファーガソンの意見を覆すべく、このアイルランド代表キャプテンは内なる闘志を燃やしているに違いない。