■第5試合 ライト級/5分3R
グレイソン・チバウ(アメリカ) vs タイソン・グリフィン(アメリカ)
×[3R終了/判定]○

24歳、ニック・ディアズに敗れて以来、UFC3連勝を挙げているチバウ。対するは、ライト級トップコンテンダーの一人で、昨年はチアゴ・タバレス、クレイ・グイダから勝利を挙げた23歳のタイソン・グリフィン。ライト級戦線におけるライジングスターとなるのは果たしてどちらか?

UFC81、PPVスイングバウトとなった一戦、試合は、サウスポーのチバウに対し、グリフィンがインロー、チバウが距離を詰めてくれば右ストレートを放っていく。

組み付いて金網際に押し込んだチバウは、両足を抱え込みテイクダウンを狙う。しかし、グリフィンは腰をきって倒れず、再びスタンドで距離を取ると攻勢に転じ、右のミドルから右ストレート、キックのフェイントを入れての右ストレートと、的確にチバウの顔面と捉える。ここでチバウは打ち合いから、豪快なタックルを決めテイクダウンを奪うも、グリフィンからポジションを奪うことなく立ち上がられてしまう。

2R、パンチが交錯する両者だったが、グリフィンがパンチを放った際に踏ん張りが利かずにスリップ。ここでチバウが組み付くが、テイクダウンには至らず。それでも、チバウは右のジャブからタックル、一度はサイドポジションからバックを奪うも、グリフィンはまたしても素早く立ち上がった。

3R、プレッシャーをかけていくグリフィンが、インロー、右ストレートを狙うも、チバウがカウンターでタックル。グリフィンはフロントチョークのような格好に捕らえるが、チバウもパスガードしてサイドポジションへ。それでも、グリフィンはハーフガードに戻してから、エビの動きで空間を作って柔術立ち。またしても、素早く立ち上がり、続け様、チバウのタックルにアッパーを合わせる。

これが効いたのか、動きの止まったチバウ。グリフィンは左のボディから、右ストレートをチバウの顔面に突き刺し圧倒、最後まで主導権を譲らずタイムアップを迎えた。判定の結果は3-0でグリフィンの勝利。

『UFC81:BREAKING POINT』全試合結果へ