泥沼化しているアルゼンチン代表FWカルロス・テベスの移籍問題についてFIFAは24日、イングランドサッカー協会(FA)とプレミアリーグは、ウェストハムに対し問題をスポーツ仲裁裁判所へ持ち込むようにアドバイスするように提案した。
「仲裁を断るということではなく、複雑な問題なので、関係者すべての利益を考えて提案した。膠着状態を打破するには、これが一番早い方法だと考える」とFIFAのスポークスマンは話した。
 FIFAは23日に、テベスのウェストハムからマンチェスター・ユナイテッドへの移籍について、FAとプレミアリーグの代表と話し合った。両クラブともFIFAの調停を望んでいた。
 テベスについては、所属のウェストハムと同選手の経済権利を持つメディアスポーツ・インヴェストメント社が対立しており、後者は移籍金を要求している。