キスの時、舌は使っていないから〜

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世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」の映画シリーズ化第5弾「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」が、7月20日から国内史上最多の920スクリーンにてロードショーとなる。
その主人公であるハリー・ポッターを演じるダニエル・ラドクリフと、プロデューサーのデイビッド・ヘイマンが来日。6月29日、東京六本木のグランド・ハイアットにて記者会見が行われた。

まずデイビッドは、「この映画を通して、俳優たちの成長を見ていると思う。これだけの成功と注目を集める中で、7年半謙虚で誠実なところはまったく変わっていないところが素晴らしい。また、映画に対する情熱も変わらない。」

4年半ぶりの来日となるダニエル・ラドクリフは、「これからも演技を磨いていきたいと思っている。子役からスタートすると周りの人からちやほやされ、扱いが変わるものだ。しかし私たちをサポートしてくれるスタッフや家族は、普通の子供のように接しくれた。彼らは非常に正直で、何でも言ってくれる。だから地に足をつけた状態で変わらない。

次に「日本からのファンレター」についての質問されたダニエルは、「全世界からのファンレターのうち、半分近くが日本からのファンレター。その手紙に書かれていることがとても素敵だ。本当に、信じられないくらいのサポートをしてくれている。未だに意味が分からないプレゼントとして、大きな耳が贈られてきたことがある。(笑)」

今作品で話題を呼んでいるハーリーとチョウのキスシーンについてデイビッドは、「この場面を撮影するときに、スタッフをセットから追い払って二人のプライバシーを守った。だからモニター前に集まって、その場面を見ていた。とても感動的だったのを覚えている。次の作品では、ロンがキスをする。」
一方、ダニエルは、「皆さんは大ごとにしたいようだ。最初は緊張したが、その後は他のシーンと同じように演技しただけ。舌は使っていない」と、テレながら話した。

そして、今作品で語られるメッセージについてダニエルは、「今までもらったファンレターに、「友情、忠誠心、勇気」を受け取ったと書かれていた。
今回は、「人間の強さ」がメッセージ。絶対に諦めない、真実を世間に伝えるということだ。もう一つは、「選択をする」ということ。我々人間は、明るい部分と闇の部分がある。どちらか選ぶことによって、どういう人間なのかが分かる。」
デイビッドは、「一つは、「根本主義」。他の人の考え方や物の見方を全く受け付けないというのは問題である。もう一つは、「愛の力」。ハリーは、愛されたことによって、人を愛することができるのだ。」

最後にダニエルは、「今回の映画は、シリーズ中でベストだと思っている。演技的にも、ストーリーの上でもレベルが上がった。この作品を通して、「ハリー・ポッター」のファンが増えれば素晴らしいと思う。」と締めくくった。

監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム=カーター、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/
7月20日、全国超拡大ロードショー

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