「ボタン電池」の誤飲はこんなに危険!ベーコンを胃の粘膜に見立てた実験が怖すぎる
ボタン電池は乳幼児が飲み込んでしまいやすく、管理に注意が必要なもの。そのボタン電池を誤飲してしまったとき、体内ではどんなことが起こっているのだろうか?長野県佐久医師会・佐久市による「教えてドクター!」プロジェクトチームのTwitterアカウント、教えてドクター佐久(@oshietedoctor)さんの投稿した実験が分かりやすいと話題になっている。
ボタン電池誤飲が増えてます。飲み込むと粘膜で放電してアルカリ性の液体ができ、粘膜を溶かし穴を開けることも。でもウ○コで出るし大丈夫でしょ!との声も聞こえてきそう。ボタン電池誤飲のリスクを目で見てわかるようにと実験をしました。黒いのはアルカリ性の液体で溶けたベーコンです。 https://t.co/B6xtgyZbZ7
— 教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪ (@oshietedoctor) 2018年12月24日
開始から数分でもうベーコンに黒ずみが発生し傷んでいる。誤飲をした際は早急に処置が必要だということがよくわかる実験だ。ちなみに、電池の中でもリチウム電池は特に危険性が高いそう。
特にリチウム電池は大きくて食道に引っかかりやすく、電圧が高いためアルカリ性の液体を多く作るため危険です。またボタン電池誤飲の6割はむき出しの電池の誤飲ではなく、機器に入っている物を子どもが取り出して誤飲しています。蓋が外れないようにご注意を。
— 教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪ (@oshietedoctor) 2018年12月24日
この投稿に対しTwitterユーザーからは「文字で何度と読んで理解した気分になっていた」「目に見えてわかりやすいこういう形で教えてもらえるのありがたい」といった声があがった。
こういった誤飲の事例は、自宅に訪問者が多い時に増えるという資料もあるそう。年末年始のこの時期は特に気を付けたい。
あらかじめ何にボタン電池が使われているのか把握しておくことも大事です。よく使われるのは体温計、小型ゲーム機、キッチンタイマー、家電リモコンなど。誤飲のリスクは祖父母宅の訪問、自宅に多くの訪問者がいるときに増えると記載されている文献もあります。まさに年末年始!気をつけましょう!
— 教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪ (@oshietedoctor) 2018年12月24日
追記です。受診の際は飲み込んだ電池の種類(型番)の情報が分かる物を持参ください。ちなみにボタン電池の誤飲に対する処置は内視鏡、もしくは外科手術ですが、いずれも乳幼児の場合は全身麻酔下、つまり手術室事案です。飲み込んだだけで手術室送りとは、保護者の皆さんの想像を超えているかも。
— 教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪ (@oshietedoctor) 2018年12月25日
※この記事のツイートはドクター佐久(@oshietedoctor)さんの許可をいただいて掲載しました。その他、大きな画像や関連リンクはこちら