東京は交通網が発達し、生活に便利な施設も充実している。学校や仕事も多いので、進学を機に上京し、そのまま就職して住む人もいる。総務省の調査によると、東京都は転入、転出ともに日本で一番多い。それだけ、人の入れ替わりが激しい、日本の中でも特殊な場所なのだ。

利便性が高い土地だが、メリットばかりではない。暮らしているうちに悪い面が気になってストレスを感じることもある。

ガールズちゃんねるには11月上旬、「東京に疲れた人」というスレッドが立った。スレ主は、街中でスマホを見ながら歩いてくる人にぶつかられたり、乗車マナーが悪い乗客に席を横取りされて嫌気が差しているという。「田舎に戻る気はありませんが、疲れてしまいました。皆さん東京で頑張れてますか?」と弱音を吐いた。

「エグいくらいのお金持ちに会うと、比べて悲しくなって疲れる」

スレッドには、「人が多過ぎてそれだけで疲れる」など、とにかく人がたくさんいて嫌だ、というコメントが相次いだ。都心では満員電車は避けられず、身動きが取れないほどぎゅうぎゅう詰め状態で何十分も過ごさなければならない。通勤通学ラッシュが落ち着く休日でも、時間帯によっては満員だ。出かけた先でも混雑していて、楽しむどころか疲れるだけ、ということもある。

家賃や生活費の高さも不満の元だ。夫の転勤で東京に来たという女性は、「家賃は高い、物価も高い、交通費はかかる。 とにかく生活にお金がかかります。 給料はむしろ下がったのに…」と愚痴をこぼしている。ほかにも、

「ずっと住むところじゃないよね」
「時々、エグいくらいのガチガチのお金持ちいるじゃん。親の世代からして別世界の人たち。洗練されている家系。 そういう人に会うと、自分と比べて悲しくなって疲れる」
「少なくとも子育てには全く適してない。お母さんも地方から出てきてる人は基本ワンオペだし、余裕なさそう」

など、東京ならではの苦労・不満をこぼす人は多かった。

「田舎のほうが面倒」「男尊女卑がないので東京はパラダイス」

都心では狭い場所に人があふれているので、いつも圧迫感を感じながら暮らすことになる。こうした背景からか、近年は若者を中心に、地方移住を希望する動きもある。国土交通省が今年8月に発表した「国土交通白書」によると、三大都市圏に住む20代の4人に1人は、地方移住に関心があるという。

しかし、地方での生活は甘くないのが現実だ。スレッドには、「東京の方が暮らしやすかった」という書き込みも多い。

「人混みの多さには疲れるけど、それ以外はあんま疲れない。一人で行動しても徒歩でもいいし、目立つとかないしネチネチした意地悪な仲間、地元意識の強さも人間関係も田舎程ないし。田舎の方が面倒だよ」

地方では都心に比べて人のつながりがある。しかしそれは、言い換えればプライバシーに入り込まれすぎるというデメリットでもある。交通が不便な土地では車がないと買い物にも困る上、宅配サービスも東京ほど充実してはいない。

ほかには、「男尊女卑がないので東京はパラダイス」、「仕事がないので困る」という意見も。地方の職の少なさは死活問題だ。スレ主も後に、「東京以外には無いレベルの会社なので辞めるのは勿体無い」と本音をこぼしていた。