侍ジャパンU-15代表・清水監督【写真:Getty Images】

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前回、前々回の王者を2日連続で視察「いろんなことができる」

 野球の15歳以下の世界一を決める「第4回WBSC U-15ワールドカップ」(パナマ)で初優勝を狙う侍ジャパンの清水隆行監督が、12日(日本時間13日)のオープニングラウンド第3戦で対戦するキューバを警戒した。

 指揮官は10日、11日と2日続けてライバルとなるキューバの試合をスタンドから視察。オランダを5?1で下し、ドミニカ共和国にも9?0で勝利した前回、前々回の王者に対し、相手の機動力を生かした攻撃を注意点に挙げた。

 キューバはこの2試合、一塁に走者が出ると確実に犠打で送った後、積極的な走塁も絡めて得点を奪っており、清水監督は「パワーもあるし、機動力もある。打つだけではなく、犠打も含めていろんなことができるのかなと思う」と相手の攻撃を分析。投手陣も能力の高い選手が多く「打者は当然難しくなるし、打つだけではだめ。工夫していかないといけないと思う」と話した。

 互いに2連勝で迎える大一番。勝ったチームはスーパーラウンド進出にも大きく近づくだけに、落としたくない大事な一戦になる。互いの持ち味である機動力野球をより展開できた方が、この試合の勝利を手にすることになりそうだ。(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)