フランスの武装強盗犯レドワヌ・ファイド受刑者が脱獄に使用し、首都パリ北郊ゴネスに乗り捨てられたヘリコプター(2018年7月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスの首都パリ近郊で1日、服役中だった受刑者が白昼堂々ハイジャックしたヘリコプターで脱獄した。同受刑者は依然逃走中で、大規模な捜索が行われている。

 パリの南東に位置するレオ(Reau)の刑務所から脱獄したのは、レドワヌ・ファイド(Redoine Faid)受刑者(46)。2010年、女性警察官1人が死亡した武装強盗未遂事件を首謀した罪で、今年4月に禁錮25年が言い渡されていた。

 ある警察筋によると、まずファイド受刑者の共謀者2人が、ヘリコプターの飛行教官を脅してヘリを運航させ、同ヘリは午前11時15分(日本時間午後6時15分)ごろ同刑務所の構内に着陸。

 アサルトライフルで武装したこの共謀者2人は発煙弾を放ち、電動工具を使ってファイド受刑者が親族と話をしていた面会室に突入。3人は直ちにヘリに乗り込んで逃亡した。この間わずか10分だったという。

 ある筋によると、ヘリコプターは後に刑務所から約60キロ離れた場所で発見された。また別の警察筋の話では、ハイジャックされたヘリの操縦士は後に無事解放されたという。

 次に男らは車に乗り込み、同車は後にショッピングモールの駐車場で火を放たれた状態で見つかった。

 警察筋はAFPに対し、「警官および憲兵隊約2900人を動員」し、全国的な追跡が行われていると明かした。

 自らの犯罪人生は、米ハリウッド(Hollywood)映画の『スカーフェイス(Scarface)』に着想を得たと公言しているとされるファイド受刑者の脱獄劇はこれが2度目。

 2013年にはフランス北部の刑務所で、看守4人を短時間人質に取り、ダイナマイトを爆破させて脱出路を開き、待機させていた車で逃亡。パリ郊外で再逮捕されたのは6週間後だった。
【翻訳編集】AFPBB News